116C073|第116回 歯科医師国家試験 過去問
歯科臨床口腔外科学
抜歯後にアモキシシリン水和物とロキソプロフェンナトリウム水和物を投与した ところ、3 日目に38.5℃の発熱、全身倦怠感、口唇の水疱とびらん及び皮膚に結 節性紅斑が現れた。 誘因を特定するための検査はどれか。3 つ選べ。
3つ選択
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正解: c・d・e
正答
c、d、e
この問題のポイント
薬剤による粘膜皮膚障害では、即時型と遅延型の両方を想定し、疑わしい薬剤と免疫反応に応じた検査を選びます。
解説
プリックテストと好塩基球活性化試験は主にIgE依存性を含む即時型反応の原因薬評価に用います。リンパ球刺激試験は薬剤特異的T細胞反応をみる検査で、遅延型薬疹の原因薬推定に用います。
重症薬疹では再曝露による誘発試験は危険です。検査結果だけで原因薬を確定できない場合もあり、発症時期、投与歴、既往歴を統合して判断します。
選択肢の確認
a.HLA 検査
誤り。HLA検査は特定薬剤による重症薬疹の遺伝的リスク評価に役立つ場合がありますが、今回投与した薬剤の原因特定を直接行う一般的検査ではありません。
b.蛍光抗体直接法
誤り。蛍光抗体直接法は天疱瘡・類天疱瘡など自己免疫性水疱症の組織診断に用います。
c.プリックテスト
正しい。プリックテストは即時型アレルギーの原因薬評価に用いる皮膚試験です。
d.リンパ球刺激試験
正しい。リンパ球刺激試験は遅延型薬物アレルギーの原因薬推定に用います。
e.好塩基球活性化試験
正しい。好塩基球活性化試験は薬剤刺激による好塩基球活性化を測定し、即時型反応の評価に用います。
覚えるポイント
- プリックテストと好塩基球活性化試験は即時型。
- リンパ球刺激試験は遅延型。
- 重症薬疹では不用意な再投与を避ける。