116C068|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
ハイドロコロイド材で創面を被覆する目的はどれか。3 つ選べ。
3つ選択
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正解: b・d・e
正答
b、d、e
この問題のポイント
ハイドロコロイド被覆材は湿潤環境を保ち、再生上皮を保護し、創傷治癒と瘢痕抑制を助けます。
解説
ハイドロコロイド材は創傷滲出液を吸収してゲル化し、創面を適度な湿潤状態に保ちます。湿潤環境では上皮細胞が移動しやすく、乾燥による痂皮形成や新生上皮の損傷を防げます。
創傷への外力を遮り、治癒を円滑にすることで過度な瘢痕形成の抑制にもつながります。殺菌作用を主目的とする材料ではありません。
選択肢の確認
a.止 血
誤り。軽度の滲出液吸収はしますが、ハイドロコロイド材の主要目的は直接的な止血ではありません。
b.乾燥防止
正しい。創面の乾燥を防ぎ、湿潤治癒環境を維持します。
c.殺菌作用
誤り。材料自体の強い殺菌作用を目的とする被覆材ではありません。
d.再生上皮の保護
正しい。新生した脆弱な上皮を外力や乾燥から保護します。
e.瘢痕形成の抑制
正しい。円滑な上皮化と炎症制御により、過度な瘢痕形成を抑える効果が期待できます。
覚えるポイント
- 創傷治癒は適度な湿潤環境で促進される。
- 再生上皮を乾燥・摩擦から保護する。
- ハイドロコロイドは殺菌材ではない。