116C016|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
治療によって機能の改善が期待できるのはどれか。1 つ選べ。
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正解: b
正答
b
この問題のポイント
認知機能低下や歩行障害の中には、原因治療で改善が期待できる可逆性病態があります。
解説
正常圧水頭症は、歩行障害、認知機能障害、尿失禁を三徴とし、脳室拡大を認めます。髄液排除試験などで適応を評価し、シャント術によって特に歩行障害を中心に改善が期待できます。
進行性神経変性疾患では症状緩和は可能でも、失われた機能を原因治療で大きく回復させることは一般に困難です。
選択肢の確認
a.血管性認知症
誤り。血管性認知症では危険因子管理や再発予防を行いますが、既存の障害が一律に改善するわけではありません。
b.正常圧水頭症
正しい。正常圧水頭症は適切なシャント術により歩行障害などの改善が期待できる治療可能な病態です。
c.進行性核上性麻痺
誤り。進行性核上性麻痺は進行性神経変性疾患で、根本的な機能回復治療は確立していません。
d.Lewy 小体型認知症
誤り。Lewy 小体型認知症では症状に応じた薬物療法を行いますが、原因治療による機能回復は限定的です。
e.筋萎縮性側索硬化症
誤り。筋萎縮性側索硬化症は進行性運動ニューロン疾患で、支持療法が中心です。
覚えるポイント
- 正常圧水頭症は歩行障害・認知機能障害・尿失禁。
- シャント術で改善が期待できる。
- 認知症様症状では可逆性原因を見落とさない。