116A052第116回 歯科医師国家試験 過去問

歯科医学総合総合問題

慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉について正しいのはどれか。2 つ選べ。

2つ選択
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正解: d・e

正答

d、e

この問題のポイント

COPDは呼気流量が低下する閉塞性換気障害です。呼吸機能、血液ガス、身体所見、危険因子をつなげます。

解説

**慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉**は、主に長期喫煙による有害物質曝露を背景に、持続的な気流制限を生じる疾患です。呼気が出しにくいため呼気時間が延長し、1秒率は低下します。

肺気腫が進行すると肺過膨張によりビア樽状胸郭がみられます。ガス交換障害によりPaO2は低下することがあり、重症例では二酸化炭素貯留にも注意します。

歯科治療上のポイント
半座位、呼吸状態の監視、鎮静薬・酸素投与の慎重な選択が必要です。

選択肢の確認

a.吸気が延長する。
誤り。
COPDでは気道狭窄と弾性収縮力低下により呼気が延長します。吸気が延長するという記述は適切ではありません。

b.PaO2 が上昇する。
誤り。
ガス交換障害によりPaO2は低下することがあり、上昇するのが基本ではありません。

c.1 秒率が上昇する。
誤り。
閉塞性換気障害では1秒量が低下し、1秒率も低下します。

d.喫煙が発症リスクとなる。
正しい。
喫煙はCOPDの最大の発症リスクです。

e.ビア樽状胸郭がみられる。
正しい。
肺過膨張により胸郭前後径が増し、ビア樽状胸郭がみられます。

覚えるポイント

  • COPDは呼気延長と1秒率低下を示します。
  • 最大の危険因子は喫煙です。
  • 肺気腫ではビア樽状胸郭と肺コンプライアンス上昇がみられます。

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