116A001|第116回 歯科医師国家試験 過去問
基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生
心筋梗塞のマーカーはどれか。1 つ選べ。
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正解: a
正答
a
この問題のポイント
急性心筋梗塞では、心筋細胞の障害に伴って血中へ逸脱する酵素や蛋白を確認します。選択肢のうち心筋障害のマーカーとして用いられるものを選びます。
解説
**CK〈クレアチンキナーゼ〉**は筋細胞に多く存在する酵素で、心筋梗塞では心筋細胞の壊死によって血中濃度が上昇します。特にCK-MBは心筋由来を反映しやすく、心筋トロポニンとともに心筋障害の評価に用いられてきました。
現在は心筋特異性の高い心筋トロポニンが中心ですが、設問の選択肢ではCKが該当します。
ひっかけポイント
PTは凝固検査、ALPとALTは主に肝胆道系、HbA1cは長期的な血糖状態の指標です。
選択肢の確認
a.CK
正しい。
CKは筋細胞障害で上昇し、CK-MBは心筋障害の評価に用いられるため、心筋梗塞のマーカーに該当します。
b.PT
誤り。
PT〈プロトロンビン時間〉は外因系・共通系の凝固能をみる検査であり、心筋壊死のマーカーではありません。
c.ALP
誤り。
ALPは主に胆道系疾患や骨代謝異常で上昇する酵素であり、心筋梗塞の代表的マーカーではありません。
d.ALT
誤り。
ALTは主に肝細胞障害で上昇する酵素です。心筋障害の評価には用いません。
e.HbA1c
誤り。
HbA1cは過去1〜2か月程度の平均的な血糖状態を反映し、糖尿病管理に用いる指標です。急性心筋壊死のマーカーではありません。
覚えるポイント
- 心筋梗塞では心筋トロポニンとCK-MBが重要です。
- 検査項目は、何の臓器障害や機能を反映するかで整理します。
- PTは凝固、ALP・ALTは肝胆道系、HbA1cは糖代謝の指標です。