115D018|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
開口困難を主訴として来院した患者に対し、まず触診する部位はどれか。 1つ選 べ。
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正解: e
正答
e
この問題のポイント
開口困難では、まず開閉口運動に直接関わる顎関節を診察します。下顎頭は体表から耳珠前方部で触診できます。
解説
耳珠前方部に指腹を当てて患者に開閉口してもらうと、下顎頭の移動、左右差、圧痛、雑音を評価できます。開口困難の原因となる顎関節部の疼痛、関節円板障害、顎関節強直などを調べる基本的な診察です。
感染、外傷、腫瘍などが疑われる場合は顎下部や側頸部なども診察しますが、開口困難という主訴に対する最初の局所触診部位としては顎関節の投影部を選びます。
選択肢の確認
a.顎下部
誤り。
顎下隙の腫脹やリンパ節、顎下腺を調べる部位です。感染の波及を疑う場合には重要ですが、開口運動を直接評価する最初の部位ではありません。
b.側頸部
誤り。
頸部リンパ節や深頸部感染などを調べますが、顎関節運動を直接触知できません。
c.眼窩下部
誤り。
上顎洞や眼窩下神経領域などの診察部位であり、開口運動を評価する部位ではありません。
d.鼻翼基部
誤り。
上顎前歯部や犬歯窩付近の炎症などで腫脹を確認する部位です。顎関節の動きは触知できません。
e.耳珠前方部
正しい。
顎関節が位置し、開閉口時の下顎頭の移動、左右差、圧痛を触診できます。
覚えるポイント
- 顎関節の体表投影部位は耳珠前方部です。
- 開閉口させながら下顎頭の運動と左右差を触診します。
- 開口困難では顎関節性、筋性、感染性などを鑑別します。