115A044第115回 歯科医師国家試験 過去問

歯科医学総合総合問題

在宅酸素療法で酸素 1L/分を鼻カニューレから投与した際の吸入酸素濃度はど れか。 1つ選べ。

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正解: b

正答

b

この問題のポイント

鼻カニューレによる低流量酸素投与では、流量とおおよその吸入酸素濃度の対応を覚えます。**1L/分では約24%**が目安です。

解説

室内気の酸素濃度は約21%です。成人に鼻カニューレで酸素を投与すると、一般的な目安として、流量を1L/分増やすごとに吸入酸素濃度は約3〜4%上昇します。

代表的な目安は次のとおりです。

  • 1L/分:約24%
  • 2L/分:約28%
  • 3L/分:約32%
  • 4L/分:約36%
  • 5L/分:約40%

したがって、酸素1L/分では約24%が最も近い値です。

鼻カニューレは低流量システムであり、患者の一回換気量、呼吸数、口呼吸の程度などによって実際の吸入酸素濃度は変動します。そのため、臨床では流量だけでなくSpO2や呼吸状態を確認して調整します。

全身管理上の注意点
酸素投与は流量だけで評価せず、意識、呼吸数、努力呼吸、SpO2などを継続的に観察します。

選択肢の確認

a.約20%
誤り。
約20〜21%は室内気の酸素濃度に相当します。鼻カニューレから酸素1L/分を投与すれば、通常はこれより高くなります。

b.約24%
正しい。
鼻カニューレ1L/分で得られる吸入酸素濃度の代表的な目安です。

c.約32%
誤り。
約32%は鼻カニューレでおおむね3L/分を投与した場合の目安です。

d.約40%
誤り。
約40%は鼻カニューレでおおむね5L/分を投与した場合の目安です。1L/分ではここまで上昇しません。

e.約50%
誤り。
鼻カニューレ1L/分で約50%に達することはありません。より高い酸素濃度が必要な場合は、適切なマスクなど別の酸素投与器具を検討します。

覚えるポイント

  • 室内気は約21%、鼻カニューレ1L/分は約24%です。
  • 鼻カニューレでは1L/分増えるごとに約3〜4%上昇するのが目安です。
  • 低流量システムでは実際の吸入酸素濃度が呼吸様式によって変動します。

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