115A011|第115回 歯科医師国家試験 過去問
歯科医学総合総合問題
心臓に最も腹腔側で接続するのはどれか。 1つ選べ。
解答・解説を見る
正解: c
正答
c
この問題のポイント
心臓へ出入りする大血管を、上方・下方・前方・後方の位置関係で整理する問題です。
解説
腹腔側とは、心臓の下方、すなわち尾側に近い方向です。下大静脈は腹部・下半身から静脈血を集め、横隔膜を通過して心臓の下方から右心房へ流入します。
これに対して、上大静脈は上方から右心房へ入り、上行大動脈と肺動脈は心基部側へ向かいます。肺静脈は主に左心房の後方へ流入します。
まず見るポイント
「腹腔側」は心臓の下方を意味します。血管の機能だけでなく、心臓への接続方向を確認します。
選択肢の確認
a.肺静脈
誤り。
肺静脈は左右の肺から酸素化血を運び、主に左心房の後面へ流入します。最も腹腔側の接続ではありません。
b.肺動脈
誤り。
肺動脈は右心室から出る肺動脈幹から左右へ分岐し、心臓の上方寄りに位置します。
c.下大静脈
正答。最も腹腔側で接続します。
下半身からの静脈血を運び、心臓の下方から右心房へ流入します。
d.上大静脈
誤り。
上大静脈は頭頸部・上肢・胸部からの静脈血を集め、右心房へ上方から流入します。
e.上行大動脈
誤り。
上行大動脈は左心室から上方へ向かう動脈で、腹腔側から接続する血管ではありません。
覚えるポイント
- 下大静脈は右心房へ下方から流入します。
- 上大静脈は右心房へ上方から流入します。
- 肺静脈は左心房の後方、肺動脈と大動脈は心基部側と整理します。