115A009第115回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学口腔解剖・組織・発生

重層扁平上皮をもつのはどれか。 1つ選べ。

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正解: a

正答

a

この問題のポイント

各臓器の粘膜上皮を、機械的刺激への耐性、吸収、分泌、輸送、伸展などの機能と結びつけて覚える問題です。

解説

食道粘膜は、食塊の通過による機械的刺激を繰り返し受けます。そのため、表面を保護する重層扁平上皮で覆われています。ヒトの食道では通常、非角化重層扁平上皮です。

上皮の種類は臓器の機能に適応しています。吸収を行う小腸は単層円柱上皮、尿の貯留・通過に伴い伸展する尿路は移行上皮です。

選択肢の確認

a.食道粘膜
正しい。
食塊による摩擦から深部組織を保護するため、非角化重層扁平上皮で覆われています。

b.細気管支粘膜
誤り。
細気管支は主に単層円柱上皮から単層立方上皮で覆われ、部位により線毛細胞やクラブ細胞がみられます。

c.空腸粘膜
誤り。
空腸は吸収を担う単層円柱上皮で覆われ、絨毛と微絨毛が発達しています。

d.卵管粘膜
誤り。
卵管粘膜は主に線毛をもつ単層円柱上皮で覆われ、卵子や受精卵の輸送に関与します。

e.尿管粘膜
誤り。
尿管は尿量に応じて伸展できる移行上皮、すなわち尿路上皮で覆われています。

覚えるポイント

  • 食道は非角化重層扁平上皮です。
  • 空腸は単層円柱上皮、尿管は移行上皮です。
  • 上皮は臓器の機能に合わせて、保護・吸収・輸送・伸展に適応しています。

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