39PM36|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
CO₂ レーザ装置の構成要素でないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、CO₂レーザ装置の構成と、レーザ光の伝送方法が問われています。
CO₂レーザは波長が約10.6 μmの赤外線レーザです。この波長は一般的な石英光ファイバを透過しにくいため、石英光ファイバは通常の構成要素として扱いません。
解説
CO₂レーザは、水分に強く吸収されるため、生体組織の切開や蒸散に用いられます。皮膚、粘膜、軟部組織など水分を多く含む組織に作用しやすいのが特徴です。
CO₂レーザ装置では、発振装置でレーザ光を発生させ、ミラーや関節アームを用いたマニピュレータで光を導き、ハンドピースから照射します。照射のオン・オフにはフットスイッチが用いられます。
一方、石英光ファイバは可視光や近赤外領域のレーザ伝送に使われることがありますが、CO₂レーザの10.6 μmの光は石英で大きく吸収されやすいため、標準的な伝送路として適しません。
ひっかけポイント
レーザ装置では「レーザなら全部ファイバで送れる」と考えないことが重要です。レーザの波長によって、使える導光路が異なります。
選択肢の確認
1.正答。構成要素ではありません。
石英光ファイバはCO₂レーザの波長を伝送する標準的な構成要素としては適切ではありません。CO₂レーザではミラーや関節アームによる導光を考えます。
2.構成要素として該当します。
マニピュレータは、発振装置から出たレーザ光を術野へ導くために用いられます。関節アームや反射鏡を含む構造として理解します。
3.構成要素として該当します。
フットスイッチは、術者が照射を制御するために用いられます。治療機器では誤照射防止の観点からも重要です。
4.構成要素として該当します。
ハンドピースは、レーザ光を患部へ照射する先端部です。術者が操作して照射位置を調整します。
5.構成要素として該当します。
発振装置はレーザ光を発生させる本体部分であり、レーザ装置の基本構成要素です。
覚えるポイント
- CO₂レーザの波長は約10.6 μmです。
- CO₂レーザは水分に吸収されやすく、切開・蒸散に用いられます。
- CO₂レーザでは、ミラーやマニピュレータによる導光を考えます。
- 石英光ファイバはCO₂レーザの標準的な伝送路ではありません。
- レーザ治療機器では、誤照射、煙、眼障害、火災に注意します。