39PM30第39回 臨床工学技士国家試験 過去問

生体計測装置学画像・光・超音波計測Bモード・PET/CT/MRI/SPECT・内視鏡・光トポ

MRI について誤っているのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、MRIの基本原理が問われています。

MRIは主に体内の水素原子核、つまりプロトンの信号を利用して画像を作ります。窒素原子の分布を画像化しているわけではありません。

解説

MRIは、強い静磁場中で水素原子核の磁気的性質を利用し、ラジオ波を加えて得られる信号を画像化する検査です。

人体には水や脂肪が多く含まれ、その中に水素原子が豊富にあります。そのため、MRIでは主に水素原子核からの信号を使います。

MRIの特徴として、任意の断面像を得やすいことがあります。CTでは通常、横断像を基本に再構成しますが、MRIは撮像条件により、横断、冠状断、矢状断などを比較的自由に設定できます。

また、血流を利用した画像化も可能です。MRAでは血管や血流情報を評価できます。

超伝導MRIでは、強い磁場を安定して発生させるために超伝導磁石が用いられます。超伝導状態を保つために液体ヘリウムが使用されます。

位置情報を得るためには、傾斜磁場を用います。傾斜磁場により、体内の位置によって共鳴周波数や位相を変化させ、画像として再構成します。

ひっかけポイント
MRIは「磁気を使う画像」ですが、画像化している主役は窒素ではなく水素原子核です。水が多い生体組織を画像化しやすい理由もここにあります。

選択肢の確認

1.正答。記述としては誤り。
MRIは窒素原子の分布ではなく、主に水素原子核の信号を利用して画像化します。

2.記述としては正しい。
MRIでは撮像条件を設定することで、横断、冠状断、矢状断など自由な角度で断面像を構築できます。

3.記述としては正しい。
MRIでは血流のある組織や血管を画像化できます。MRAなどで血管評価に用いられます。

4.記述としては正しい。
超伝導MRIでは超伝導磁石を冷却するために液体ヘリウムが用いられます。

5.記述としては正しい。
MRIでは位置情報を得るために傾斜磁場を用います。傾斜磁場は画像再構成に不可欠です。

覚えるポイント

  • MRIは主に水素原子核の信号を利用します。
  • 窒素原子の分布を画像化しているわけではありません。
  • MRIは自由な断面像を得やすい検査です。
  • MRAなどにより血流や血管の評価ができます。
  • 超伝導MRIでは液体ヘリウムによる冷却が必要です。
  • 位置情報の付与には傾斜磁場を用います。

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