39PM31|第39回 臨床工学技士国家試験 過去問
RI を用いた核医学イメージングについて正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、RIを用いた核医学イメージングの基本原理が問われています。
核医学イメージングでは、体内に投与した放射性医薬品から放出される放射線を体外の検出器で検出し、体内分布や機能を画像化します。
解説
RIを用いた検査では、放射性医薬品を体内に投与します。投与された薬剤は、臓器や組織の機能に応じて分布します。
その分布から出る放射線を検出し、画像化するのが核医学イメージングです。
代表的な方法には、SPECTとPETがあります。
SPECTは、体内から放出されるγ線をガンマカメラで検出し、断層画像を作成します。
PETでは、ポジトロン放出核種から放出された陽電子が電子と対消滅し、互いにほぼ反対方向へ出る511 keVの消滅放射線を同時計数して画像化します。
ひっかけポイント
核医学は「外から放射線を当てる検査」ではありません。放射性医薬品を体内に投与し、体内から出る放射線を検出します。
選択肢の確認
1.誤り。
核医学イメージングの空間分解能は、一般に0.1 mm程度の非常に高い分解能ではありません。CTやMRIと比べると空間分解能は低めですが、機能情報を得られる点が重要です。
2.誤り。
核医学では、体外から放射線を照射して画像化するのではなく、体内に投与したRIから放出される放射線を体外で検出します。
3.正しい。
SPECTはγ線を検出して断層画像を作成します。ガンマカメラを用いて、放射性医薬品の体内分布を評価します。
4.誤り。
PETで用いられるポジトロン核種は、一般に半減期が短いものが多いです。数日単位ではなく、分単位から時間単位で考えるものが代表的です。
5.誤り。
PETでは、消滅放射線を同時計数する検出器を用います。ガンマカメラを被検者の周囲で一周させるという説明はSPECTのイメージに近いです。
覚えるポイント
- 核医学は、体内に投与したRIから出る放射線を検出します。
- SPECTはγ線を検出します。
- PETは511 keVの消滅放射線を同時計数します。
- 核医学は形態画像よりも機能画像としての意義が大きいです。
- 「外から照射する」のではなく「体内から出る放射線を測る」と覚えます。