38AM61|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
情報セキュリティ対策に使われるファイアウォールの機能はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、ファイアウォールの基本機能が問われています。
ファイアウォールは、ネットワークの境界などに設置され、通信の送信元、宛先、ポート番号、通信プロトコルなどをもとに、通信を許可または遮断します。
主な目的は、外部からの不正アクセスや、内部から外部への不適切な通信を制御し、ネットワークを保護することです。
解説
ファイアウォールは、情報セキュリティ対策の代表的な仕組みです。
基本的な役割は、ネットワークを通過する通信を監視し、あらかじめ設定されたルールに従って通信を制御することです。
例えば、次のような通信制御を行います。
- 許可された通信だけを通す
- 不審な通信や不要な通信を遮断する
- 外部から内部ネットワークへのアクセスを制限する
- 内部ネットワークから外部への通信も必要に応じて制御する
ファイアウォールは、通信の出入口を管理する門番のような役割を持ちます。
ただし、ファイアウォールだけで情報セキュリティ対策が完結するわけではありません。
ウイルス対策ソフト、メールセキュリティ、OSやアプリケーションの更新、アクセス制御、ログ監視などと組み合わせて対策します。
ひっかけポイント
ファイアウォールは、ウイルスを駆除したり、OSの脆弱性を修正したりするものではありません。
基本は、ネットワーク通信を監視・制御して不正アクセスを防ぐことです。
医療情報での注意点
医療機関では、電子カルテ、医療機器、検査システム、院内LANなどがネットワークで接続されています。ファイアウォールは、外部との境界や部門間の境界で通信を制御し、情報漏えいや不正アクセスを防ぐ重要な対策です。
選択肢の確認
1.誤り。
ウイルスを検出して駆除するのは、主にウイルス対策ソフトの機能です。ファイアウォールは通信を制御しますが、ウイルスを直接駆除する機能が基本ではありません。
2.正しい。
ファイアウォールは、ネットワークを通過する通信を監視し、ルールに基づいて許可または遮断します。不正アクセスを防ぐための基本的なセキュリティ対策です。
3.誤り。
標的型メールの遮断は、メールセキュリティ製品、迷惑メールフィルタ、サンドボックス、標的型攻撃メール対策などで扱われます。ファイアウォールの基本機能としては不適切です。
4.誤り。
暗号化されたファイルを復号することは、ファイアウォールの基本機能ではありません。復号には鍵や復号処理が必要であり、通信制御とは別の機能です。
5.誤り。
OSの脆弱性を修正するのは、OSのアップデートやセキュリティパッチの適用です。ファイアウォールは脆弱性そのものを修正するものではありません。
覚えるポイント
- ファイアウォールは、ネットワーク通信を監視・制御します。
- 通信の許可や遮断は、設定されたルールに基づいて行います。
- 不正アクセス対策として重要です。
- ウイルス駆除、OSの脆弱性修正、ファイル復号とは役割が異なります。
- 医療情報システムでは、ファイアウォール、認証、暗号化、ログ管理を組み合わせて守ります。