38AM57|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
情報通信・制御工学情報表現・論理・ソフトウェアUnicode・論理回路・OS/DBMS・セキュリティ
論理式 A + (B・C) に等しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、ブール代数の基本法則を使って、論理式を変形します。
記号の意味は次のとおりです。
- +:OR、論理和
- ・:AND、論理積
- 上線:NOT、否定
問われている式は、
- A + (B・C)
です。
この式は、ブール代数の分配法則により、
- A + (B・C) = (A + B)・(A + C)
と変形できます。
解説
通常の代数では、A + B・C を (A + B)(A + C) とする変形は一般には成り立ちません。
しかし、ブール代数では A・A = A、A + A = A などの性質があるため、次の恒等式が成り立ちます。
- A + B・C = (A + B)・(A + C)
実際に右辺を展開して確認します。
- (A + B)・(A + C)
- = A・A + A・C + B・A + B・C
- = A + A・C + A・B + B・C
ここで、吸収法則を使います。
- A + A・C = A
- A + A・B = A
したがって、
- A + A・C + A・B + B・C
- = A + B・C
となります。
よって、A + (B・C) と等しいのは、**(A + B)・(A + C)**です。
ひっかけポイント
論理式では、通常の数式と似た記号を使いますが、使う法則が少し異なります。
分配法則と吸収法則をセットで使えるようにしておくと、式変形が安定します。
選択肢の確認
1.誤り。
A・(B + C) は、展開すると A・B + A・C です。元の式 A + B・C とは異なります。
2.正しい。
(A + B)・(A + C) は、ブール代数の分配法則により A + B・C と等しくなります。
3.誤り。
(A・B) + (A・C) は、A・(B + C) と同じです。元の式 A + B・C とは異なります。
4.誤り。
A・(B̄・C̄) + (B・C) は、A と B・C の関係を正しく表していません。例えば A = 1、B = 1、C = 0 のとき、元の式は 1 ですが、この式は 0 になります。
5.誤り。
否定が付いた式であり、元の A + (B・C) と一般には等しくなりません。論理式では、上線がどこにかかっているかを慎重に確認します。
覚えるポイント
- 論理和は +、論理積は ・ で表します。
- A + B・C = (A + B)・(A + C) はよく出る恒等式です。
- ブール代数では、A・A = A、A + A = A が成り立ちます。
- 吸収法則として、A + A・B = A を押さえます。
- 上線がある式では、否定の範囲を必ず確認します。