38AM60|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
ルータの基本機能はどれか。 a.異なるネットワーク間のデータ転送を中継する。 b.IP アドレスに基づいて転送経路を選択する。 c.経路ごとにユーザ認証を行う。 d.データに消失や誤りがないかチェックする。 e.データを暗号化する。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、ルータの基本機能が問われています。
ルータは、主にネットワーク層で動作し、IPアドレスをもとにパケットの転送先を判断します。
基本機能として押さえるべき内容は、次の2つです。
- 異なるネットワーク間のデータ転送を中継する
- IPアドレスに基づいて転送経路を選択する
したがって、正しい小項目はa、bです。
解説
ルータは、LANとLAN、LANとインターネットなど、異なるネットワーク同士を接続する機器です。
パケットが届くと、宛先IPアドレスを確認し、ルーティングテーブルを用いて、どの経路へ転送するかを判断します。
これをルーティングといいます。
問題文の小項目を確認します。
a.異なるネットワーク間のデータ転送を中継する。
正しいです。ルータの代表的な機能です。異なるネットワークを接続し、パケットを中継します。
b.IP アドレスに基づいて転送経路を選択する。
正しいです。ルータは宛先IPアドレスをもとに、次に送る先を選びます。
c.経路ごとにユーザ認証を行う。
誤りです。ユーザ認証は、認証サーバ、VPN装置、ファイアウォール、アプリケーションなどで行われることがありますが、ルータの基本機能ではありません。
d.データに消失や誤りがないかチェックする。
誤りです。誤り検出はデータリンク層のフレームチェックなどで扱われ、データの消失への対応はTCPなどの上位層で行われます。ルータの基本機能としては、経路選択と転送が中心です。
e.データを暗号化する。
誤りです。暗号化はVPNやTLSなどで行われます。暗号化機能をもつルータもありますが、ルータの基本機能そのものではありません。
ひっかけポイント
ルータは「何でもするネットワーク機器」ではありません。
国家試験では、IPアドレスに基づく経路選択と異なるネットワーク間の中継をまず押さえます。
医療情報での注意点
医療機関のネットワークでは、ルータ、スイッチ、ファイアウォール、認証サーバ、VPN装置などの役割を分けて理解することが重要です。ルータの基本は、通信経路を選んでパケットを転送することです。
選択肢の確認
1.正しい。
選択肢1は a、b の組合せです。異なるネットワーク間の中継と、IPアドレスに基づく経路選択は、どちらもルータの基本機能です。
2.誤り。
選択肢2は a、e の組合せです。aは正しいですが、eは誤りです。データの暗号化はルータの基本機能ではありません。
3.誤り。
選択肢3は b、c の組合せです。bは正しいですが、cは誤りです。経路ごとのユーザ認証はルータの基本機能ではありません。
4.誤り。
選択肢4は c、d の組合せです。どちらもルータの基本機能ではありません。
5.誤り。
選択肢5は d、e の組合せです。データの消失や誤りのチェック、暗号化は、いずれもルータの基本機能としては扱いません。
覚えるポイント
- ルータは、異なるネットワーク間を接続します。
- ルータは、IPアドレスに基づいて転送経路を選択します。
- 経路選択のことをルーティングといいます。
- ユーザ認証や暗号化は、ルータの基本機能とは区別します。
- 組合せ問題では、小項目の正誤を先に判定してから選択肢番号を選びます。