38AM28|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
生体計測装置学生体電気信号・雑音心電図/脳波・電極・SN比・テレメータ
ディジタル心電計において、 Ⅰ - Ⅱ/2 によって求められる誘導はどれか。 ただし、Ⅰは第Ⅰ誘導、Ⅱは第Ⅱ誘導を示す。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、標準肢誘導と増高単極肢誘導の関係が問われています。
ディジタル心電計では、測定した誘導から演算によって他の誘導を求めることがあります。
解説
第Ⅰ誘導と第Ⅱ誘導を用いると、増高単極肢誘導の一部を計算で求めることができます。
代表的な関係は次のとおりです。
- 第Ⅲ誘導 = 第Ⅱ誘導 - 第Ⅰ誘導
- aVR誘導 = - 第Ⅰ誘導/2 - 第Ⅱ誘導/2
- aVL誘導 = 第Ⅰ誘導 - 第Ⅱ誘導/2
- aVF誘導 = 第Ⅱ誘導 - 第Ⅰ誘導/2
問題文の式は、
- Ⅰ - Ⅱ/2
です。
これはaVL誘導を表します。
生体計測のポイント
心電図誘導では、どの電極間の電位差を見ているかが重要です。ディジタル心電計では、測定値を使って誘導を演算できることも押さえます。
選択肢の確認
1.誤り。
第Ⅲ誘導は、第Ⅱ誘導 - 第Ⅰ誘導で求められます。Ⅰ - Ⅱ/2 ではありません。
2.誤り。
aVR誘導は、右上肢方向から心臓を見る誘導です。第Ⅰ誘導と第Ⅱ誘導を用いる場合、- 第Ⅰ誘導/2 - 第Ⅱ誘導/2 と表せます。
3.正しい。
aVL誘導は、左上肢方向から心臓を見る増高単極肢誘導です。Ⅰ - Ⅱ/2 によって求められます。
4.誤り。
aVF誘導は、足側方向から心臓を見る誘導です。第Ⅱ誘導 - 第Ⅰ誘導/2 で表せます。
5.誤り。
V1誘導は胸部誘導です。標準肢誘導であるⅠ、Ⅱの単純な演算で求める誘導ではありません。
覚えるポイント
- 第Ⅲ誘導 = Ⅱ - Ⅰ。
- aVL誘導 = Ⅰ - Ⅱ/2。
- aVF誘導 = Ⅱ - Ⅰ/2。
- aVR誘導 = - Ⅰ/2 - Ⅱ/2。
- 胸部誘導V1は胸部電極から得る誘導であり、肢誘導の演算とは別に考える。