37PM49|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
電気電子工学直流・交流回路RLC回路・時定数・フィルタ・インピーダンス
図に示す回路の時定数[s]はどれか。

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、RL直列回路の時定数が問われています。
図では、抵抗 2 Ω とインダクタンス 5 H が直列に接続されています。
RL回路の時定数 τ は、次の式で求めます。
- τ = L / R
したがって、
- τ = 5 / 2
- τ = 2.5 s
となります。
図で見るポイント
図には、2 Ω の抵抗と 5 H のコイルが直列に接続されています。コンデンサはないため、RC回路ではなくRL回路として考えます。
解説
時定数とは、回路の応答の速さを表す値です。
RL回路では、インダクタは電流の変化を妨げる性質をもちます。そのため、スイッチを入れた瞬間に電流が急に最大値になるのではなく、時間をかけて増加します。
RL直列回路の時定数は、
- τ = L / R
で表されます。
ここで、
- τ:時定数[s]
- L:インダクタンス[H]
- R:抵抗[Ω]
です。
この問題では、
- L = 5 H
- R = 2 Ω
なので、
- τ = L / R
- τ = 5 / 2
- τ = 2.5 s
よって、選択肢1が正答です。
ひっかけポイント
RC回路の時定数は τ = RC ですが、RL回路の時定数は τ = L/R です。コイルがある回路では、LをRで割ると覚えます。
選択肢の確認
1.正しい。
RL直列回路の時定数は τ = L/R です。5 H / 2 Ω = 2.5 s となるため、正答です。
2.誤り。
5.0 s は、インダクタンス 5 H をそのまま時定数として選んだ誤りです。時定数は L を R で割って求めます。
3.誤り。
7.0 s は、2 Ω と 5 H を足した値に近いですが、時定数は足し算では求めません。
4.誤り。
10 s は、L × R = 5 × 2 とした場合の値です。これはRC回路のような積の考え方と混同した誤りです。RL回路では L/R を使います。
5.誤り。
15 s は、与えられた値から正しく導かれる時定数ではありません。RL回路では L/R = 2.5 s です。
覚えるポイント
- RL回路の時定数は τ = L/R です。
- RC回路の時定数は τ = RC です。
- インダクタは電流の急変を妨げます。
- 抵抗が大きいほど、RL回路の時定数は小さくなります。
- この問題では、5 H / 2 Ω = 2.5 s です。