37PM42|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
ME安全管理学医療ガス・手術室安全酸素/二酸化炭素ボンベ・支燃性ガス・気腹・レーザ
酸素を 4 L/分で 10 時間投与する場合、最小限必要となるボンベ本数はどれか。 ただし、ボンベの充填圧は 15 MPa、内容量は 3.5 L とする。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、酸素ボンベの使用可能量と、必要な酸素量から必要本数を計算します。
計算の流れは次のとおりです。
- 必要酸素量を求める
- ボンベ1本あたりの酸素量を求める
- 必要酸素量をボンベ1本分で割る
- 小数が出たら切り上げる
解説
まず、酸素の使用量を求めます。
酸素流量は 4 L/分、使用時間は10時間です。
10時間を分に直します。
- 10時間 = 10 × 60分
- 10時間 = 600分
必要な酸素量は、
- 必要酸素量 = 4 L/分 × 600分
- 必要酸素量 = 2400 L
次に、酸素ボンベ1本に入っている酸素量を求めます。
ボンベの内容量は3.5 L、充填圧は15 MPaです。
大気圧を約0.1 MPaとして考えると、圧縮された酸素は大気圧換算で、
- ボンベ酸素量 = 内容量 × 充填圧 / 大気圧
- ボンベ酸素量 = 3.5 × 15 / 0.1
- ボンベ酸素量 = 3.5 × 150
- ボンベ酸素量 = 525 L
したがって、必要なボンベ本数は、
- 必要本数 = 2400 / 525
- 必要本数 ≒ 4.57 本
酸素ボンベは小数本では使用できないため、最小限必要な本数は切り上げて5本です。
したがって、選択肢3が正答です。
ひっかけポイント
計算結果が4.57本のように小数になる場合、実際に必要なボンベ本数は切り上げます。4本では不足するため、5本が必要です。
選択肢の確認
1.誤り。
1本では約525 Lしか供給できません。必要酸素量2400 Lには大きく不足します。
2.誤り。
3本では 525 × 3 = 1575 L であり、2400 Lには不足します。
3.正しい。
5本では 525 × 5 = 2625 L となり、必要酸素量2400 Lを満たします。最小限必要な本数として適切です。
4.誤り。
10本あれば十分ですが、最小限必要な本数ではありません。
5.誤り。
15本は過剰です。最小限必要な本数は5本です。
覚えるポイント
- 酸素使用量は 流量 × 時間 で求めます。
- 10時間 = 600分 です。
- 4 L/分 × 600分 = 2400 L です。
- ボンベ酸素量は 内容量 × 充填圧 / 大気圧 で概算します。
- 3.5 L、15 MPaのボンベは、大気圧換算で約525 Lです。
- 必要本数は小数が出たら切り上げます。