37PM37|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
レーザ手術における有害事象の原因でないのはどれか。 a.保護メガネ着用 b.出射方向の確認不良 c.被覆なしの金属鉗子使用 d.レーザ照射部の複数スタッフによる操作 e.発生ガスの除去
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、レーザ手術の安全管理が問われています。
設問は「有害事象の原因でないもの」を選ぶ問題です。
原因でない小項目は、aとeです。
- a.保護メガネ着用
- e.発生ガスの除去
これらは有害事象の原因ではなく、むしろ安全対策です。
解説
レーザ手術では、高エネルギーの光を組織に照射して切開、凝固、蒸散などを行います。
そのため、次のような有害事象に注意が必要です。
- 眼障害
- 皮膚熱傷
- 周囲組織の誤照射
- 金属器具による反射
- 火災
- レーザプルーム、発生ガスの吸入
- 複数人操作による照射ミス
保護メガネは、レーザ光による眼障害を防ぐために着用します。レーザの波長に適合した保護メガネを選ぶことが重要です。
発生ガス、いわゆるレーザプルームには、煙、臭気、微粒子、組織片、病原体由来成分などが含まれる可能性があります。そのため、吸引装置や排煙装置で除去することは安全対策です。
一方、出射方向の確認不良、被覆なしの金属鉗子使用、複数スタッフによる照射部操作は、誤照射、反射、熱傷、事故につながる可能性があります。
安全管理上のポイント
レーザ手術では、波長に合った保護メガネ、警告表示、照射方向確認、反射防止器具、発生ガスの吸引、酸素濃度管理、可燃物の除去をセットで確認します。
選択肢の確認
1.誤り。
選択肢1はa、bの組合せです。aの保護メガネ着用は有害事象の原因ではありませんが、bの出射方向の確認不良は誤照射や熱傷の原因になります。
2.正しい。
選択肢2はa、eの組合せです。保護メガネ着用と発生ガスの除去はいずれも安全対策であり、有害事象の原因ではありません。
3.誤り。
選択肢3はb、cの組合せです。出射方向の確認不良も、被覆なしの金属鉗子使用も有害事象の原因になります。金属鉗子では反射光による誤照射に注意が必要です。
4.誤り。
選択肢4はc、dの組合せです。被覆なしの金属鉗子使用は反射の原因になり、複数スタッフによる照射部操作は責任や操作の混乱により事故につながります。
5.誤り。
選択肢5はd、eの組合せです。eの発生ガスの除去は安全対策ですが、dは有害事象の原因になります。
覚えるポイント
- レーザ手術では、眼障害、熱傷、誤照射、反射、火災に注意します。
- 保護メガネ着用は有害事象の予防策です。
- 発生ガスの除去も有害事象の予防策です。
- 金属器具はレーザ光を反射することがあります。
- 照射方向と照射部位は、通電前に必ず確認します。