37PM32第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

生体計測装置学画像・光・超音波計測Bモード・PET/CT/MRI/SPECT・内視鏡・光トポ

光トポグラフィ装置について誤っているのはどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

この問題では、光トポグラフィ装置の測定原理が問われています。

光トポグラフィは、近赤外光を用いて脳表付近の血液中ヘモグロビン量の変化を測定する装置です。

誤っているのは、遠赤外光を用いて測定するという選択肢5です。

解説

光トポグラフィ装置は、近赤外分光法、NIRSの原理を利用します。

近赤外光は、生体組織をある程度透過し、酸素化ヘモグロビンと脱酸素化ヘモグロビンで吸収のされ方が異なります。この性質を利用して、脳活動に伴う血流や酸素化状態の変化を推定します。

脳が活動すると、その部位で酸素需要が増えます。それに応じて局所脳血流が変化し、酸素化ヘモグロビン量や脱酸素化ヘモグロビン量が変化します。光トポグラフィは、その変化を多チャンネルで測定し、大脳皮質の活動状態を可視化します。

脳神経外科領域では、言語野や運動野などの機能局在を確認する術前検査として用いられることがあります。

ひっかけポイント
光トポグラフィで使うのは近赤外光です。遠赤外光は熱放射やサーモグラフィの文脈で出てくることが多く、ここでは不適切です。

選択肢の確認

1.記述としては正しい。
光トポグラフィでは、酸素化ヘモグロビン量の変化を検出します。脱酸素化ヘモグロビン量の変化もあわせて評価されます。

2.記述としては正しい。
大脳皮質の活動に伴う血流・酸素化変化を測定し、活動状態を可視化できます。

3.記述としては正しい。
脳神経外科領域では、術前に脳機能局在を調べる目的で用いられることがあります。

4.記述としては正しい。
複数の送光プローブと受光プローブを配置し、多チャンネルで測定できます。

5.正答。記述としては誤り。
光トポグラフィで用いるのは遠赤外光ではなく、近赤外光です。遠赤外光を用いて測定するという記述は不適切です。

覚えるポイント

  • 光トポグラフィは近赤外光を用います。
  • 測定対象は、酸素化ヘモグロビンや脱酸素化ヘモグロビンの変化です。
  • 大脳皮質の活動状態を非侵襲的に可視化できます。
  • 多チャンネル測定が可能です。
  • 遠赤外光は光トポグラフィではなく、熱画像などと関連づけて覚えます。

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