37AM31第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

生体計測装置学画像・光・超音波計測Bモード・PET/CT/MRI/SPECT・内視鏡・光トポ

超音波画像計測について正しいのはどれか。 a.B モードでは反射強度が弱いほど明るく表示される。 b.超音波ビームの幅が広いほど方位分解能が優れる。 c.パワードプラ法は毛細血管の血流観察に用いられる。 d.セクタ走査は心臓の観察に用いられる。 e.100 kHz 程度の超音波を用いる。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、超音波画像計測の表示法、分解能、ドプラ法、走査方式が問われています。

正しい小項目は、cとdです。

  • c.パワードプラ法は低流速の血流観察に有用です。
  • d.セクタ走査は心臓の観察に用いられます。

解説

超音波画像では、体内で反射した超音波を受信し、組織構造や血流情報を画像化します。

Bモードでは、反射波の強さを明るさとして表示します。反射が強いほど明るく、弱いほど暗く表示されます。

方位分解能は、超音波ビームに垂直な方向の分解能です。ビーム幅が狭いほど、近接した2点を区別しやすくなります。したがって、ビーム幅が広いほど方位分解能が優れるわけではありません。

パワードプラ法は、ドプラ信号の強さを表示する方法です。血流方向や速度の情報は限定されますが、低流速や微細な血流の描出に有用です。

セクタ走査は、扇形に超音波ビームを走査する方法です。肋間など狭い音響窓から広い範囲を観察できるため、心臓の観察に適しています。

医用超音波画像では、一般にMHz帯の超音波が用いられます。100 kHz程度では画像診断に用いる周波数としては低すぎます。

ひっかけポイント
Bモードは「反射が強いほど明るい」です。
方位分解能は「ビーム幅が狭いほどよい」です。

選択肢の確認

1.誤り。
選択肢1はa、bの組合せです。aはBモードの明るさ表示が逆であり、bも方位分解能の説明が逆です。

2.誤り。
選択肢2はa、eの組合せです。aは誤りです。eも誤りで、超音波画像計測では一般に100 kHz程度ではなくMHz帯の超音波を用います。

3.誤り。
選択肢3はb、cの組合せです。cは正しいですが、bが誤りです。超音波ビームの幅は狭いほど方位分解能が優れます。

4.正しい。
選択肢4はc、dの組合せです。パワードプラ法は低流速や微細血流の観察に有用で、セクタ走査は心臓の観察に用いられます。

5.誤り。
選択肢5はd、eの組合せです。dは正しいですが、eが誤りです。医用超音波画像ではMHz帯の超音波を使用します。

覚えるポイント

  • Bモードは、反射強度が強いほど明るい表示です。
  • 方位分解能は、ビーム幅が狭いほど優れると覚えます。
  • パワードプラ法は、低流速や微細血流の描出に有用です。
  • セクタ走査は、心臓のように狭い音響窓から観察する臓器に適します。
  • 超音波画像診断では、一般にMHz帯の超音波を用います。

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