37PM31第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

生体計測装置学画像・光・超音波計測Bモード・PET/CT/MRI/SPECT・内視鏡・光トポ

内視鏡画像計測について誤っているのはどれか。 a.電子内視鏡はグラスファイバを用いて画像を伝達する。 b.電子内視鏡の光源は挿入部先端に組み込まれている。 c.カプセル内視鏡は画像データを体外に送信する。 d.IRI(Infra-Red Imaging)では粘膜深部の血管を観察できる。 e.超音波内視鏡は組織内部病変の診断に用いられる。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、電子内視鏡、カプセル内視鏡、赤外光観察、超音波内視鏡の特徴が問われています。

誤っている小項目は、aとbです。

  • a.電子内視鏡は画像伝達にグラスファイバを用いるわけではありません。
  • b.電子内視鏡の光源は通常、挿入部先端に組み込まれているわけではありません。

解説

内視鏡は、体腔内や管腔内を観察するための医療機器です。画像伝達方式や観察目的によって種類が分かれます。

電子内視鏡では、挿入部先端にCCDやCMOSなどの撮像素子があり、先端で画像を電気信号に変換して伝送します。そのため、画像そのものをグラスファイバで伝達する方式ではありません。グラスファイバで画像を伝達するのは、ファイバスコープの特徴です。

また、電子内視鏡の照明光は、一般に外部光源装置からライトガイドファイバを通して先端へ導かれます。したがって、光源そのものが挿入部先端に組み込まれているという記述は不適切です。ただし、機器によっては先端LEDを用いるものもありますが、国家試験の基本分類では外部光源とライトガイドで整理します。

カプセル内視鏡は、患者が小型カプセルを飲み込み、消化管内を移動しながら撮像します。画像データは無線で体外の受信装置へ送信されます。

IRI、Infra-Red Imagingでは、赤外光を用いて通常観察では見えにくい粘膜深部の血管などを観察できます。

超音波内視鏡は、内視鏡先端に超音波探触子を備え、消化管壁や周囲臓器、粘膜下病変などの組織内部病変の診断に用いられます。

ひっかけポイント
電子内視鏡とファイバスコープを混同しないことが重要です。電子内視鏡は撮像素子、ファイバスコープはグラスファイバによる画像伝達と整理します。

選択肢の確認

1.正答。誤っている小項目の組合せです。
選択肢1はa、bの組合せです。電子内視鏡はグラスファイバで画像を伝達する方式ではなく、光源そのものも通常は挿入部先端に組み込まれているわけではありません。

2.誤り。
選択肢2はa、eの組合せです。aは誤りですが、eは正しい記述です。超音波内視鏡は組織内部病変の診断に用いられます。

3.誤り。
選択肢3はb、cの組合せです。bは誤りですが、cは正しい記述です。カプセル内視鏡は画像データを体外に送信します。

4.誤り。
選択肢4はc、dの組合せです。cとdはいずれも正しい記述です。カプセル内視鏡はデータ送信を行い、IRIでは粘膜深部の血管観察に役立ちます。

5.誤り。
選択肢5はd、eの組合せです。dとeはいずれも正しい記述です。赤外光観察と超音波内視鏡の特徴として適切です。

覚えるポイント

  • 電子内視鏡は、先端のCCDやCMOSで画像を電気信号に変換します。
  • グラスファイバで画像を伝達するのは、主にファイバスコープです。
  • 電子内視鏡の照明は、外部光源からライトガイドで導く方式を基本として覚えます。
  • カプセル内視鏡は画像データを体外へ送信します。
  • 超音波内視鏡は、消化管壁や周囲組織の内部病変診断に用いられます。

関連問題

37PM3037PM32
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)