37PM33|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
機械力を利用する医療機器はどれか。 a.冷凍手術器 b.IABP 装置 c.高気圧治療装置 d.レーザメス e.サイクロトロン
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、医療機器を利用するエネルギーの種類で分類する知識が問われています。
機械力を利用する医療機器として適切なのは、次の2つです。
- b.IABP装置
- c.高気圧治療装置
解説
医療機器は、電気、熱、光、放射線、圧力、機械力など、さまざまなエネルギーを利用します。
IABP装置は、大動脈内に留置したバルーンを心周期に同期して拡張・収縮させる装置です。バルーンの動きにより大動脈内圧を変化させ、冠血流増加や左室後負荷軽減を狙います。バルーンの拡張・収縮という機械的作用を利用するため、機械力を利用する医療機器です。
高気圧治療装置は、患者を高い気圧環境に置き、高濃度酸素を吸入させる装置です。加圧という圧力・機械的作用を利用します。
一方、冷凍手術器は低温による凍結作用を利用します。レーザメスは光エネルギーを利用します。サイクロトロンは荷電粒子を加速する装置で、放射性核種の製造や粒子線に関係します。
ひっかけポイント
「装置が機械でできている」ではなく、治療効果に利用している主なエネルギーが何かで判断します。
選択肢の確認
1.誤り。
選択肢1はa、bの組合せです。bのIABP装置は機械力を利用しますが、aの冷凍手術器は主に低温・熱エネルギーを利用します。
2.誤り。
選択肢2はa、eの組合せです。冷凍手術器は低温、サイクロトロンは粒子加速や放射線関連の装置であり、機械力を利用する組合せとしては不適切です。
3.正しい。
選択肢3はb、cの組合せです。IABP装置はバルーンの機械的拡張・収縮を利用し、高気圧治療装置は圧力を利用します。
4.誤り。
選択肢4はc、dの組合せです。cは適切ですが、dのレーザメスは機械力ではなく光エネルギーを利用します。
5.誤り。
選択肢5はd、eの組合せです。レーザメスは光、サイクロトロンは粒子加速や放射線に関係する装置であり、機械力を利用する組合せではありません。
覚えるポイント
- IABP装置は、バルーンの拡張・収縮を利用します。
- 高気圧治療装置は、圧力を利用します。
- 冷凍手術器は低温を利用します。
- レーザメスは光エネルギーを利用します。
- 医療機器は、主な作用エネルギーで分類して覚えます。