9AM54|第9回 公認心理師国家試験 過去問
休職者の復職のためにリワークプログラムを実施している公的機関に該当するものを 2 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 2・5
正答
2、5
この問題のポイント
この問題では、休職者の復職支援で用いられるリワークプログラムを実施する公的機関が問われています。
正答は、精神保健福祉センターと地域障害者職業センターです。2つ選ぶ問題なので、両方を押さえる必要があります。
解説
リワークプログラムは、うつ病などのメンタルヘルス不調により休職した人が、復職に向けて生活リズム、作業能力、対人スキル、ストレス対処、再発予防などを整えるための支援です。
リワークは、医療機関、企業、公的機関などで実施されることがあります。公的機関としては、精神保健福祉センターや地域障害者職業センターが関係します。
精神保健福祉センターは、地域の精神保健福祉に関する相談や支援、普及啓発などを行う機関で、復職支援プログラムを実施している場合があります。
地域障害者職業センターは、障害のある人の職業評価、職業準備支援、職場適応援助、リワーク支援などを行う機関です。
産業・労働領域での注意点
復職支援では、本人の回復だけでなく、主治医、産業医、人事労務、上司、支援機関との情報共有範囲と役割分担を慎重に整理します。
復職の可否は、心理面だけで判断するものではありません。症状の安定、生活リズム、業務遂行能力、職場環境、再発予防策、就業上の配慮を総合的に検討します。
選択肢の確認
1.労働基準監督署
判定:誤り。
労働基準監督署は、労働基準法などに基づき、労働条件や労働安全衛生に関する監督指導を行う機関です。休職者の復職のためのリワークプログラムを実施する公的機関としては該当しません。
2.精神保健福祉センター
判定:正しい。
精神保健福祉センターは、地域の精神保健福祉に関する専門的な相談や支援を行う公的機関です。休職者の復職支援としてリワークプログラムを実施している場合があり、本問の正答の1つです。
3.地域産業保健センター
判定:誤り。
地域産業保健センターは、小規模事業場の事業者や労働者に対して、産業保健サービスを提供する機関です。産業医の選任義務がない事業場への支援などに関わりますが、リワークプログラムを実施する公的機関として本問で選ぶものではありません。
4.地域包括支援センター
判定:誤り。
地域包括支援センターは、高齢者の総合相談、介護予防、権利擁護、地域包括ケアに関わる機関です。休職者の復職支援としてのリワークプログラムを実施する機関ではありません。
5.地域障害者職業センター
判定:正しい。
地域障害者職業センターは、障害のある人の職業評価、職業準備支援、職場復帰支援などを行う機関です。リワーク支援を実施しており、本問の正答の1つです。
覚えるポイント
- リワークプログラムは、休職者の復職に向けた支援です。
- 公的機関として、精神保健福祉センターと地域障害者職業センターを押さえます。
- 労働基準監督署は、労働法令の監督指導を行う機関です。
- 地域包括支援センターは、高齢者支援の機関です。
- 復職支援では、本人、医療、職場、支援機関の連携が重要です。