9AM11|第9回 公認心理師国家試験 過去問
個人の特徴が示されたカードを、参加者が自分自身への当てはまり具合に応じて、あらかじめ設定された区分に分類する個人特性の測定手法として、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、個人特性を測定する方法のうち、Q 分類法の特徴が問われています。
ポイントは、個人の特徴が書かれたカードを、本人への当てはまり具合に応じて、あらかじめ決められた区分へ分類することです。
解説
Q 分類法は、性格や自己概念などを測定するために、複数の記述カードを分類してもらう方法です。
カードには、「私は人と話すのが好きだ」「物事を慎重に考える」など、個人の特徴を表す文が書かれています。参加者は、それぞれのカードを「とても当てはまる」「どちらともいえない」「当てはまらない」などの区分に分けます。
特徴的なのは、単に1つずつ点数をつけるだけでなく、カード全体を相対的に並べたり、決められた分布に従って分類したりする点です。これにより、その人にとってどの特徴がより中心的かを把握しやすくなります。
ひっかけポイント
「カードを分類する」と聞くと KJ 法を連想しやすいですが、KJ 法はアイデアやデータをグループ化して整理する方法です。自己への当てはまりに応じて個人特性を測る場合は Q 分類法です。
公認心理師の学習では、検査名だけでなく、「何を」「どのように」測定する方法かを整理しておくことが重要です。
選択肢の確認
1.KJ 法
判定:誤り。
KJ 法は、収集した情報やアイデアをカード化し、内容の近さに基づいてグループ化して整理する方法です。質的研究や問題整理で用いられます。本問のように、自分自身への当てはまり具合に応じて個人特性カードを分類する測定手法ではありません。
2.Q 分類法
判定:最も適切。
Q 分類法は、個人の特徴を示したカードを、参加者が自分への当てはまり具合に応じて分類する方法です。自己概念やパーソナリティ特性を相対的に把握する手法として用いられます。
3.エゴグラム
判定:誤り。
エゴグラムは、交流分析に基づいて、批判的親、養育的親、成人、自由な子ども、順応した子どもなどの自我状態の特徴を図示する方法です。カードを当てはまり具合で分類する手法ではありません。
4.評定尺度法
判定:誤り。
評定尺度法は、各項目について「非常に当てはまる」から「全く当てはまらない」などの段階を選んで評価する方法です。個々の項目に評定値をつける方法であり、カードをあらかじめ設定された区分に分類する Q 分類法とは異なります。
5.語彙アプローチ
判定:誤り。
語彙アプローチは、日常言語に含まれる性格を表す語からパーソナリティ特性を抽出しようとする考え方です。ビッグ・ファイブなどの特性研究に関係しますが、カードを分類する個人特性の測定手法そのものではありません。
覚えるポイント
- Q 分類法は、特徴カードを自己への当てはまり具合で分類する方法です。
- KJ 法は、情報やアイデアをグループ化して整理する方法です。
- 評定尺度法は、項目ごとに段階評価を行う方法です。
- 「カードを分類」と出ても、何を基準に分類するのかを確認します。