9AM10|第9回 公認心理師国家試験 過去問
R. Pekrun らが示した達成関連感情のうち、活動関連感情に該当するものを 1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、R. Pekrun らの達成関連感情の分類が問われています。
達成関連感情は、学習や試験、課題遂行などの達成場面で生じる感情です。特に、感情が「活動そのもの」に関係するのか、「活動の結果」に関係するのかを区別します。
解説
R. Pekrun らは、学習や達成場面で生じる感情を整理し、達成関連感情として説明しました。
達成関連感情には、活動に関連する感情と、結果に関連する感情があります。
活動関連感情は、課題に取り組んでいる活動そのものに伴って生じる感情です。例えば、学習している最中の楽しさ、退屈、怒りなどが該当します。
一方、結果関連感情は、成功や失敗などの結果に対して生じる感情です。希望、不安、安らぎ、誇り、恥などが含まれます。
本問の選択肢では、活動そのものに伴う感情として楽しさが最も適切です。
ひっかけポイント
「希望」「安らぎ」「誇らしさ」は達成場面で重要な感情ですが、主に結果に関連する感情として整理されます。活動そのものに伴うかどうかを見ます。
教育領域では、児童生徒や学生の学習意欲を理解する際に、成績だけでなく、学習中の感情も重要です。公認心理師は、達成場面で生じる感情が学習行動や自己効力感に与える影響を考える必要があります。
選択肢の確認
1.感謝
判定:誤り。
感謝は、他者からの支援や好意に対して生じる感情です。達成場面に関連して生じることはありますが、R. Pekrun らの達成関連感情における活動関連感情としては、楽しさがより適切です。
2.希望
判定:誤り。
希望は、将来の成功や望ましい結果を予期するときに生じる結果関連の感情として整理されます。活動そのものに伴う感情ではないため、本問の活動関連感情には該当しません。
3.楽しさ
判定:正しい。
楽しさは、学習や課題遂行などの活動そのものに伴って生じる活動関連感情です。本問の正答です。
4.安らぎ
判定:誤り。
安らぎは、悪い結果を回避できた、課題が終わった、安心できる結果が得られたときなどに生じる結果関連の感情として整理されます。活動そのものに伴う感情としては、楽しさが適切です。
5.誇らしさ
判定:誤り。
誇らしさは、成功や達成という結果に対して生じる感情です。達成関連感情ではありますが、活動関連感情ではなく結果関連感情として理解します。
覚えるポイント
- 達成関連感情は、学習、試験、課題遂行などの達成場面で生じる感情です。
- 活動関連感情は、活動そのものに伴う感情です。
- 本問では、活動関連感情として楽しさを選びます。
- 希望、安らぎ、誇らしさは、主に達成の結果に関連する感情として整理します。