9AM8|第9回 公認心理師国家試験 過去問
認知心理学において、正しい答えを出せるように決められた方法や手順を表す概念として、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、認知心理学におけるアルゴリズムの意味が問われています。
「正しい答えを出せるように決められた方法や手順」という表現が、アルゴリズムを示します。
解説
アルゴリズムとは、問題解決において、正しい答えに到達できるように定められた手続きや規則のことです。
例えば、筆算の手順、決められた計算手順、一定のルールに従って全ての可能性を検討する方法などが該当します。手順に従えば正答に到達しやすい一方で、時間や労力がかかる場合があります。
これに対して、ヒューリスティックは素早く判断するための簡便な方略ですが、必ず正答に到達できるとは限りません。
ひっかけポイント
アルゴリズムは「正答に到達するための決められた手順」、ヒューリスティックは「早く判断するための近道」と整理します。
認知心理学では、問題解決、判断、意思決定、記憶、概念形成などに関わる用語が多く出題されます。似た用語の定義を具体例とセットで覚えることが大切です。
選択肢の確認
1.スクリプト
判定:誤り。
スクリプトは、日常的な出来事や場面についての典型的な流れに関する知識構造です。例えば、レストランに入る、注文する、食事をする、会計するという一連の流れがスクリプトに当たります。正答を出すための決められた手順ではありません。
2.モデリング
判定:誤り。
モデリングは、他者の行動を観察し、それを手本として学習することを指します。観察学習の文脈で重要ですが、本問の「正しい答えを出せるように決められた方法や手順」には該当しません。
3.アルゴリズム
判定:最も適切。
アルゴリズムは、問題解決において正しい答えに到達するための決められた方法や手順です。本問の説明に合致します。
4.フレーミング
判定:誤り。
フレーミングは、同じ内容でも提示のされ方や枠組みによって判断が変わることを指します。意思決定や判断のバイアスに関わる概念であり、正答に至る手順を表すものではありません。
5.プロトタイプ
判定:誤り。
プロトタイプは、あるカテゴリーを代表する典型例のことです。例えば、「鳥」と聞いてスズメやハトを典型例として思い浮かべるような場合です。問題解決の手順を表す概念ではありません。
覚えるポイント
- アルゴリズムは、正しい答えに到達するための決められた手順です。
- ヒューリスティックは、早く判断するための簡便な方略ですが、誤りも生じます。
- スクリプトは、出来事の典型的な流れに関する知識です。
- プロトタイプは、カテゴリーの典型例です。