7AM32|第7回 公認心理師国家試験 過去問
副作用として、不随意的で継続的な筋収縮による異常姿勢、頸部や躯幹の捻転、舌の突出、眼球上転などが起こる薬剤として、最も注意すべきものを1つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、抗精神病薬の錐体外路症状が問われています。
キーワードは、「不随意的で継続的な筋収縮」「異常姿勢」「頸部や躯幹の捻転」「舌の突出」「眼球上転」です。
解説
問題文の症状は、ジストニアを示しています。ジストニアは、筋肉の不随意で持続的な収縮により、異常姿勢やねじれたような運動が生じる状態です。
抗精神病薬は、ドパミンD2受容体遮断作用などにより、錐体外路症状を起こすことがあります。錐体外路症状には、急性ジストニア、パーキンソニズム、アカシジア、遅発性ジスキネジアなどがあります。
眼球上転、頸部の捻転、舌の突出などは、急性ジストニアとして出題されやすい所見です。公認心理師は処方を行う職種ではありませんが、医療現場では薬物療法の副作用を理解し、異変に気づいた場合には医師や看護師に連携する視点が必要です。
医療・保健領域での注意点
心理職は薬を処方しません。ただし、面接中に副作用が疑われる症状を把握した場合、自己判断で対応せず、医師などの医療職と連携することが重要です。
選択肢の確認
1.睡眠薬
判定:適切とはいえない。
睡眠薬では、眠気、ふらつき、健忘、依存などに注意します。問題文のような眼球上転、舌の突出、頸部や躯幹の捻転を典型的に起こす薬剤として最も注意すべきものではありません。
2.抗不安薬
判定:適切とはいえない。
抗不安薬では、眠気、筋弛緩、ふらつき、依存などが問題になります。ジストニアなどの錐体外路症状を典型的に注意すべき薬剤としては抗精神病薬が適切です。
3.気分安定薬
判定:適切とはいえない。
気分安定薬では、薬剤ごとに振戦、消化器症状、血中濃度管理、肝機能や腎機能への注意などが必要です。問題文のような急性ジストニアを最も典型的に起こす薬剤ではありません。
4.抗精神病薬
判定:最も適切。
抗精神病薬では、錐体外路症状として急性ジストニアが生じることがあります。不随意的で継続的な筋収縮、異常姿勢、眼球上転、舌の突出などは、抗精神病薬で注意すべき副作用です。
5.抗認知症薬
判定:適切とはいえない。
抗認知症薬では、消化器症状、徐脈、めまいなどに注意が必要な場合があります。問題文のようなジストニアを最も典型的に起こす薬剤ではありません。
覚えるポイント
- 抗精神病薬の副作用として、錐体外路症状を押さえます。
- 眼球上転、頸部捻転、舌の突出は、急性ジストニアの典型的な所見です。
- 公認心理師は、副作用が疑われる場合に医療職と連携する視点が重要です。