7AM22|第7回 公認心理師国家試験 過去問
自らの感情を認知したり表現したりすることが乏しく、想像力に欠ける状態を意味する用語として、最も適切なものを1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、感情の認識や表現の困難を表す心理・精神医学用語が問われています。
キーワードは、「自らの感情を認知したり表現したりすることが乏しい」「想像力に欠ける」です。
解説
アレキシサイミアは、失感情症とも呼ばれ、自分の感情に気づいたり、感情を言葉で表現したりすることが難しい状態を指します。
特徴として、次のような点が挙げられます。
- 自分の感情を同定しにくい。
- 感情を言葉で説明しにくい。
- 身体感覚と感情を区別しにくい。
- 空想や想像が乏しい。
- 外面的・具体的な事柄に注意が向きやすい。
心理支援では、本人が「何を感じているか」を言語化しにくい場合があります。そのため、身体感覚、状況、行動、対人関係を手がかりにしながら、感情理解を少しずつ支援する視点が大切です。
ひっかけポイント
アパシーは意欲や関心の低下、ディスレクシアは読みの困難です。「感情の認知・表現の乏しさ」と「想像力の乏しさ」がそろったら、アレキシサイミアを選びます。
選択肢の確認
1.アパシー
判定:適切とはいえない。
アパシーは、意欲、関心、自発性が低下した状態を指します。感情を認知したり表現したりすることの乏しさや、想像力の乏しさを中心に表す用語ではありません。
2.アメンチア
判定:適切とはいえない。
アメンチアは、意識混濁や思考のまとまりにくさを伴う混乱状態を指す文脈で用いられます。自分の感情を認識・表現しにくい状態を表す用語ではありません。
3.カタレプシー
判定:適切とはいえない。
カタレプシーは、姿勢をとらせるとそのまま保たれるような筋緊張や運動面の異常を指します。感情認知や感情表現の困難を示す用語ではありません。
4.ディスレクシア
判定:適切とはいえない。
ディスレクシアは、読みの正確さや流暢さに困難がみられる限局性学習症/限局性学習障害の一種です。感情認知や感情表現の乏しさを意味しません。
5.アレキシサイミア
判定:最も適切。
自分の感情を認知したり言語化したりすることが乏しく、想像力にも乏しさがみられる状態を指します。問題文の説明に合致します。
覚えるポイント
- アレキシサイミアは、感情の認知や言語化の困難を指します。
- アパシーは、意欲や関心の低下です。
- ディスレクシアは、読みの困難です。