37Q27|第37回 介護福祉士国家試験 過去問
次の記述のうち、レム睡眠に関するものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 1
正答
1.記憶を整理し、定着させる。
この問題のポイント
レム睡眠とノンレム睡眠の特徴を区別する問題です。
レム睡眠では脳の活動が比較的活発で、夢をみることが多く、記憶や学習内容の整理・定着に関わります。入眠後はノンレム睡眠から始まり、深い睡眠や成長ホルモンの分泌は、主としてノンレム睡眠に関係します。
解説
睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠が一晩に何度も交互に現れることで構成されます。入眠すると、まずノンレム睡眠に入り、その後、およそ80~100分程度の周期でレム睡眠が現れます。一般に、深いノンレム睡眠は睡眠前半に多く、レム睡眠は睡眠後半になるほど長くなります。
レム睡眠では、急速眼球運動がみられ、脳波は覚醒時に近い状態になります。鮮明な夢をみることが多く、身体の骨格筋は、夢の内容を実際の動きとして行わないように筋緊張が低下します。
睡眠中には、日中に得た情報や経験が整理され、記憶として定着していきます。記憶の定着にはレム睡眠とノンレム睡眠の両方が関与しますが、レム睡眠は特に情動を伴う記憶や技能・手続きに関する記憶などの処理に関わるとされています。この問題の選択肢では、「記憶を整理し、定着させる」がレム睡眠の特徴として最も適切です。
脳と身体の休息や回復、深い眠り、成長ホルモンの分泌は、主としてノンレム睡眠、特に徐波睡眠と呼ばれる深いノンレム睡眠に関係します。
ひっかけポイント
「レム睡眠は浅い眠り、ノンレム睡眠は深い眠り」とだけ覚えるのではなく、レム睡眠では脳の活動が比較的活発で、身体の筋緊張が低下することも押さえます。
介護実践でのポイント
高齢者では深いノンレム睡眠が減少し、夜間に目を覚ましやすくなることがあります。日中の活動、昼寝の時間、就寝前の刺激、夜間の環境などを確認し、本人に合った睡眠リズムを整えます。
選択肢の確認
1.記憶を整理し、定着させる。
正しいです。 睡眠は記憶の整理と定着に重要であり、レム睡眠は特に情動記憶や技能・手続きに関する記憶の処理に関わります。なお、記憶の定着にはノンレム睡眠も関与します。
2.脳を休息させる。
誤りです。 脳の休息や回復は、主としてノンレム睡眠の特徴として説明されます。レム睡眠中の脳活動は比較的活発で、覚醒時に近い脳波がみられます。
3.入眠初期に出現する。
誤りです。 入眠直後は、まずノンレム睡眠に入ります。最初のレム睡眠は、通常、入眠からしばらく経過した後に現れます。
4.成長ホルモンの分泌を促す。
誤りです。 成長ホルモンの分泌は、睡眠前半に多い深いノンレム睡眠、すなわち徐波睡眠と強く関係します。
5.深い眠りの状態である。
誤りです。 深い眠りは、ノンレム睡眠のステージ3、徐波睡眠に相当します。レム睡眠は脳活動が比較的活発な睡眠です。
覚えるポイント
- 入眠後は、まずノンレム睡眠が現れる。
- レム睡眠では、急速眼球運動、活発な脳活動、夢、骨格筋の筋緊張低下がみられる。
- 深い眠りは、ノンレム睡眠のステージ3。
- 成長ホルモンは、主として深いノンレム睡眠中に分泌が高まる。
- 記憶の定着には睡眠全体が関わり、レム睡眠は情動記憶や技能・手続き記憶の処理に関係する。