37Q108第37回 介護福祉士国家試験 過去問

介護介護過程

次の記述のうち、介護過程の展開における評価の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい。

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正解: 3

正答

3.目標の達成状況を評価する。

この問題のポイント

介護過程における評価では、介護計画に設定した目標に対して、利用者がどの程度到達したかを確認します。評価結果をもとに、支援の継続・修正・終了や再アセスメントを検討します。

解説

介護過程の評価では、実施した介護によって利用者の生活がどのように変化し、長期目標・短期目標がどの程度達成されたかを確認します。単に「介護を予定どおり実施したか」を確認するだけでなく、その支援が生活課題の解決や利用者の望む生活につながったかを評価します。

評価は、あらかじめ設定した評価日と評価基準に基づいて行います。利用者の状態に変化が生じた場合は、予定日を待たずに評価することも必要です。利用者の言葉や満足度、観察・測定した状態、介護記録、他職種からの情報などを用いて、できるだけ客観的に判断します。

目標が達成できた場合は、次の目標へ進むか、獲得した状態を維持する支援へ移ります。達成できなかった場合は、利用者の状態、目標の設定、支援内容・方法、環境などを見直します。評価は介護過程を終わらせるためだけの手続きではなく、より適切な支援へつなげるための過程です。

ひっかけポイント
評価する対象は、ほかの利用者との優劣ではありません。利用者本人の開始時の状態と、個別に設定した目標・評価基準を照らし合わせます。

介護実践でのポイント
「できた・できなかった」だけで終わらせず、「どこまで達成したか」「なぜ達成できたか、またはできなかったか」「本人はどう感じているか」を記録します。評価結果は本人やチームで共有し、次の計画に反映します。

選択肢の確認

1.他の利用者と比較して評価する。

誤りです。 利用者ごとに心身の状態、生活歴、希望、目標は異なります。他の利用者ではなく、本人の以前の状態や個別に設定した目標・評価基準と比較します。

2.短期目標の評価によって、介護過程の展開を終了する。

誤りです。 短期目標を評価した後も、長期目標に向けた支援の継続、次の短期目標の設定、計画の修正などを行います。評価だけで介護過程が一律に終了するわけではありません。

3.目標の達成状況を評価する。

正しいです。 設定した長期目標・短期目標に対して、利用者がどの程度到達したかを、評価基準や記録に基づいて確認します。

4.介護計画の実施後に評価日を検討する。

誤りです。 評価日や評価基準は、原則として介護計画を作成する段階で設定します。ただし、利用者の状態変化があれば、予定日前でも評価します。

5.介護計画を修正した場合は、評価を省略する。

誤りです。 修正した介護計画についても、実施後に目標の達成状況や支援方法の適切性を評価します。計画を修正したことは、評価を省略する理由にはなりません。

覚えるポイント

  • 評価の中心は、介護目標の達成状況である。
  • 評価日と評価基準は、計画作成時に設定する。
  • 本人の以前の状態や個別目標と比較し、他の利用者とは比較しない。
  • 達成・未達成の結果だけでなく、その理由と支援方法の妥当性も検討する。
  • 評価結果を再アセスメントや介護計画の継続・修正につなげる。

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