34Q64第34回 介護福祉士国家試験 過去問

介護介護過程

介護過程における目標の設定に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

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正解: 5

正答

5.短期目標は、長期目標の達成につながるように設定する。

この問題のポイント

長期目標は、利用者が最終的に目指す生活の状態を示します。短期目標は、その長期目標へ段階的に近づくための、具体的で達成可能な目標です。両者のつながりと、目標の具体性を見分けます。

解説

目標は、アセスメントによって明確になった生活課題に基づき、利用者と合意して設定します。長期目標には、一定期間後に実現したい生活の全体的な状態を示します。短期目標には、長期目標を達成するために、より短い期間で目指す具体的な状態を示します。

たとえば、長期目標が「自宅で家族と安全に生活できる」であれば、短期目標として「手すりを使用して見守りで便座へ移乗できる」「日中は決めた時間に自分からトイレへ行ける」などを設定します。短期目標を一つずつ達成することが、長期目標の実現につながる構造にします。

短期目標は、達成できたかを評価できるように、主語、期限、条件、行動や到達状態を具体的に表します。「できるだけ頑張る」「安全に過ごす」のような抽象的な表現だけでは、評価や支援方法の共有が難しくなります。

目標期間に一律の決まりはありません。利用者の状態、生活課題、サービス利用期間、見通しなどに応じて設定し、状況が変化した場合は予定日を待たずに見直します。

介護実践でのポイント
目標は介護福祉職が行う作業ではなく、利用者がどのような生活状態を目指すかを表します。利用者が理解しやすい言葉で共有します。

選択肢の確認

1.長期目標の期間は、1か月程度に設定する。
適切ではありません。
長期目標の期間は一律に1か月とは決まっていません。利用者の生活課題や状態、支援の見通しに応じて設定します。

2.長期目標は、短期目標ごとに設定する。
適切ではありません。
長期目標を達成するために、複数の段階的な短期目標を設定します。長期目標が短期目標ごとに従属するのではありません。

3.短期目標は、生活全般の課題が解決した状態を表現する。
適切ではありません。
生活全般の課題が解決した最終的な状態は、主に長期目標で示します。短期目標はそこへ至る具体的な段階です。

4.短期目標は、抽象的な内容で表現する。
適切ではありません。
短期目標は、達成度を評価できるように、期限、条件、行動、到達状態を具体的に表現します。

5.短期目標は、長期目標の達成につながるように設定する。
正答。最も適切です。
短期目標を段階的に達成することで、利用者が長期目標として望む生活へ近づけるように設定します。

覚えるポイント

長期目標は、利用者が最終的に目指す生活の状態です。

短期目標は、長期目標へつながる具体的で達成可能な段階です。

目標は、主語、期限、条件、到達状態がわかるように表現します。

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