36Q70第36回 介護福祉士国家試験 過去問

介護介護の基本

社会奉仕の精神をもって、住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努める者として、適切なものを1つ選びなさい。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1.民生委員

この問題のポイント

設問文が、民生委員法に定められた民生委員の基本的な役割を示していることを見抜く問題です。

民生委員は、社会奉仕の精神をもち、住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、地域の社会福祉の増進に努めます。

解説

民生委員は、地域住民の身近な相談相手として活動します。生活上の困りごとを把握し、相談に応じ、利用できる福祉サービスの情報を提供し、必要に応じて福祉事務所や市町村、地域包括支援センター、社会福祉協議会、医療・介護事業者などにつなぎます。

民生委員は、市町村の区域に置かれ、都道府県知事の推薦により厚生労働大臣から委嘱されます。また、民生委員は児童委員を兼ね、子どもや子育て家庭に関する相談・支援にも関わります。

民生委員が本人の代わりに行政処分を決定したり、専門職だけで行う業務を独断で行ったりするわけではありません。本人の意思と秘密を尊重し、必要な機関との橋渡しをすることが大切です。

生活相談員は、介護施設や通所介護などで、利用者・家族の相談、入退所の調整、関係機関との連絡調整などを担います。訪問介護員は、利用者の居宅を訪問して身体介護や生活援助を行います。通所介護職員は、通所介護事業所で日常生活上の支援などを行います。介護支援専門員は、要介護者等の相談に応じ、ケアプランの作成やサービス調整を行います。

ひっかけポイント
設問文は民生委員法の表現にほぼ対応しています。「社会奉仕の精神」「住民の立場」「相談」「必要な援助」「社会福祉の増進」が手がかりです。

介護実践でのポイント
地域で孤立、生活困窮、虐待のおそれ、介護負担などが疑われる場合は、本人の安全と意思に配慮しながら、民生委員や地域包括支援センターなど地域の支援者と連携します。必要な情報だけを、適切な方法で共有します。

選択肢の確認

1.民生委員
正答。最も適切です。
民生委員法では、社会奉仕の精神をもち、住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努める者とされています。

2.生活相談員
誤り。
生活相談員は、介護施設や通所介護などで、利用者・家族の相談、利用調整、関係機関との連絡などを担います。設問文は民生委員の法的な説明です。

3.訪問介護員(ホームヘルパー)
誤り。
訪問介護員は、訪問介護計画等に基づいて利用者の居宅を訪問し、身体介護や生活援助を提供します。

4.通所介護職員
誤り。
通所介護職員は、通所介護事業所で入浴、食事、機能訓練、日常生活上の支援などを提供します。

5.介護支援専門員(ケアマネジャー)
誤り。
介護支援専門員は、要介護者等の相談に応じ、本人の希望や心身の状態を踏まえてケアプランを作成し、サービス事業者等との連絡調整を行います。

覚えるポイント

民生委員は、地域住民の身近な相談相手です。

「社会奉仕の精神」「住民の立場」「相談」「必要な援助」は、民生委員法の重要語句です。

民生委員は、必要な福祉サービスや行政機関につなぐ役割をもちます。

民生委員は児童委員を兼ねます。

生活相談員、訪問介護員、通所介護職員、介護支援専門員とは、活動場所と役割が異なります。

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