35Q84|第35回 介護福祉士国家試験 過去問
総義歯の取扱いに関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 2
正答
2.毎食後に洗う。
この問題のポイント
義歯には食べかすや細菌が付着します。口腔内を清潔に保ち、口臭、粘膜炎、誤嚥性肺炎などを予防するため、義歯はできるだけ毎食後に外して洗います。
この問題では、総義歯の外し方、洗浄用具、温度、保管方法を見分けます。
解説
総義歯は、食事のたびに表面や粘膜に接する面へ汚れが付着します。義歯を入れたまま口をすすぐだけでは、義歯の内側まで十分に清掃できません。できるだけ毎食後に外し、流水下で義歯用ブラシを使って丁寧に洗います。
洗浄時は、落下による破損を防ぐため、洗面器に水を張る、流しにタオルを敷くなどの工夫をします。研磨剤入りの歯磨き剤は義歯表面を傷つけ、汚れが付着しやすくなることがあるため、義歯用の洗浄剤や指示された方法を用います。
義歯は熱により変形することがあるため、熱湯は使用しません。使用しないときは、乾燥による変形を防ぐため、水または指示された義歯洗浄液の中で保管します。再装着前には洗浄剤を十分に洗い流します。
総義歯を外すときは、一般に外れやすい下顎義歯から外し、その後に上顎義歯を外します。無理に引っ張らず、本人の口腔状態と歯科医師・歯科衛生士からの指示に従います。義歯だけでなく、歯肉、舌、頬の内側、口蓋などの口腔ケアも必要です。
介護実践でのポイント
義歯のひび、欠け、変形、痛み、粘膜の発赤や傷、装着時のゆるみを観察します。異常があるときは無理に装着せず、歯科医師や歯科衛生士へ相談します。
選択肢の確認
1.上顎から先に外す。
適切ではありません。
総義歯は、一般に吸着が弱く外しやすい下顎から先に外し、その後に上顎を外します。力任せに外さず、本人の状態に合った方法で行います。
2.毎食後に洗う。
正答。最も適切です。
義歯には食べかすや細菌が付着するため、できるだけ毎食後に外して洗います。義歯と口腔内の両方を清潔に保つことが大切です。
3.スポンジブラシで洗う。
適切ではありません。
義歯の清掃には、義歯の形に合わせて汚れを落としやすい義歯用ブラシを用います。スポンジブラシは主に口腔粘膜の清拭などに使用します。
4.熱湯につけてから洗う。
適切ではありません。
義歯は熱で変形することがあります。水または適切な温度のぬるま湯を使い、熱湯は避けます。
5.乾燥させて保管する。
適切ではありません。
義歯は乾燥すると変形やひび割れの原因になります。外している間は、水や指示された義歯洗浄液に浸して保管します。
覚えるポイント
義歯は、できるだけ毎食後に外して、義歯用ブラシで洗います。
熱湯、研磨剤入り歯磨き剤、乾燥保管は避けます。
義歯だけでなく、歯肉、舌、頬の内側などの口腔ケアも行います。