34Q57|第34回 介護福祉士国家試験 過去問
夜勤のある施設職員が良質な睡眠をとるための生活習慣に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 4
正答
4.夜勤後の帰宅時にはサングラス(sunglasses)をかけるなど、日光を避けるようにする。
この問題のポイント
夜勤後は、本来なら覚醒を促す時間帯に睡眠をとる必要があります。帰宅時に強い朝の光を浴びると覚醒が促され、帰宅後の入眠が難しくなるため、サングラスなどで日光を避けることが有効です。
解説
人の睡眠と覚醒は、約24時間周期の概日リズムによって調整されています。光はこのリズムを整える重要な刺激であり、朝の強い光には、通常は体内時計を整えて覚醒を促す働きがあります。
しかし、夜勤を終えてこれから眠る職員にとっては、帰宅時の朝日が入眠を妨げる要因になります。サングラスや帽子などで強い光が目に入るのを抑え、帰宅後は遮光カーテンを使用して、静かで眠りやすい環境を整えることが適切です。
夜勤前や夜勤中の計画的な仮眠は、眠気や疲労を軽減し、注意力を保つのに役立ちます。また、就寝前のスマートフォン使用は、画面の光や情報による刺激で覚醒を高め、入眠を妨げる可能性があります。
食事や睡眠の時刻を毎日のように大きく変えたり、休日だけ長時間眠ったりすると、生活リズムがさらに乱れます。勤務形態に応じた調整は必要ですが、可能な範囲で規則性を保ち、日頃から必要な睡眠時間を確保することが大切です。
ひっかけポイント
朝の日光は一般には体内時計を整えるために有効ですが、この問題では「夜勤後、これから眠る場面」です。光の効果は、浴びる時間とその後の予定を含めて判断します。
介護実践でのポイント
夜勤による強い眠気や疲労は、介護事故や通勤中の事故につながります。休憩や仮眠を適切に取り、勤務後に強い眠気がある場合は無理に運転せず、安全な帰宅方法を選びます。遮光具の使用時も通勤時の安全を優先します。
選択肢の確認
1.夜勤に入る前には仮眠をとらない。
誤りです。
勤務前や夜勤中の計画的な仮眠は、夜間の眠気を軽減し、注意力や作業能力を維持するのに役立ちます。
2.寝る前にスマートフォンでメールをチェックする。
誤りです。
画面からの光やメール内容による精神的な刺激は覚醒を高め、寝つきを悪くする可能性があります。就寝前は使用を控えるのが望ましいです。
3.朝食と夕食の開始時間を日によって変える。
誤りです。
食事時刻を毎日のように大きく変えると、生活リズムが乱れやすくなります。勤務に合わせた調整は必要ですが、可能な範囲で一定のリズムを保ちます。
4.夜勤後の帰宅時にはサングラス(sunglasses)をかけるなど、日光を避けるようにする。
正しいです。
帰宅時に強い朝日が目に入るのを抑えると、覚醒作用を弱め、帰宅後の入眠を助けることができます。
5.休日に寝だめをする。
誤りです。
休日だけの長時間睡眠では、日頃の睡眠不足を十分に補えないことがあります。起床時刻が大きくずれると、かえって体内時計が乱れます。
覚えるポイント
- 光は睡眠・覚醒のリズムを調整する重要な刺激である。
- 夜勤後は強い朝日を避け、帰宅後の睡眠環境を暗く静かに整える。
- 夜勤前や夜勤中の計画的な仮眠は、眠気と疲労の軽減に役立つ。
- 就寝前のスマートフォン使用は控える。
- 休日の寝だめに頼らず、日頃から必要な睡眠を確保する。