R07B76|令和7年度 准看護師試験 過去問
集中治療を受ける患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、集中治療を受ける患者の看護が問われています。
集中治療室では、重症患者に対して高度な医療機器や薬剤を用いた治療が行われます。患者は疼痛、不安、せん妄、睡眠障害、環境刺激によるストレスを受けやすいため、鎮静・鎮痛の状態を観察することが重要です。
解説
集中治療を受ける患者では、人工呼吸器、ドレーン、点滴、モニター類などが装着されることが多く、苦痛や不安が強くなりやすいです。鎮静・鎮痛が不足すると、疼痛、興奮、自己抜管、循環動態の悪化につながることがあります。
一方で、鎮静が深すぎると、呼吸抑制、意識評価困難、離床遅延、せん妄の評価困難につながります。そのため、鎮静・鎮痛が適切に保たれているかを継続して観察します。
集中治療室では、日付や時間を伝える、昼夜の区別をつける、家族の関わりを調整するなど、せん妄予防の支援も重要です。医療機器の音や医療者の声は患者にとってストレスになることがあります。人工呼吸器装着中でも、状態に応じて清潔ケアは行います。
准看護師としての観察ポイント
表情、体動、呼吸状態、血圧、脈拍、SpO2、人工呼吸器との同調、疼痛サイン、鎮静の深さ、せん妄の有無を観察します。急な興奮、呼吸状態悪化、自己抜管リスクがあれば報告します。
選択肢の確認
1.日付や時間の経過は患者に伝えないようにする。
誤り。
集中治療中の患者は見当識が低下しやすいため、日付や時間、場所を伝えることはせん妄予防に役立ちます。伝えないようにするのは適切ではありません。
2.医療者の声や医療機器の音は患者の気を紛らわす。
誤り。
医療者の声や医療機器の音は、患者にとって不安やストレス、睡眠障害の原因になることがあります。環境を整え、不要な音を減らすことが大切です。
3.人工呼吸器を装着している場合は、全身清拭は行わない。
誤り。
人工呼吸器装着中でも、患者の状態に応じて全身清拭や口腔ケアを行います。清潔保持、感染予防、安楽のために必要です。
4.鎮静・鎮痛が適切に保たれているか観察する。
適切である。
集中治療中は、痛みや不安を緩和しつつ、鎮静が深すぎないかも確認する必要があります。鎮静・鎮痛の観察は重要です。
覚えるポイント
- 集中治療中は、疼痛、不安、せん妄、睡眠障害に注意する。
- 鎮静・鎮痛が適切かを継続して観察する。
- 日付、時間、場所を伝えることは見当識支援になる。
- 医療機器の音や環境刺激はストレスになることがある。
- 人工呼吸器装着中でも、状態に応じて清潔ケアを行う。