R07A89|令和7年度 准看護師試験 過去問
造血幹細胞移植を受ける患者への説明について、適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、造血幹細胞移植を受ける患者への説明が問われています。
造血幹細胞移植では、前処置として大量化学療法や全身放射線照射が行われることがあります。移植後は免疫機能が低下し、感染予防が非常に重要になります。
解説
造血幹細胞移植後は、白血球や好中球が少ない時期があり、細菌、ウイルス、真菌などに感染しやすくなります。退院後も免疫機能が十分に回復するまで時間がかかるため、手洗い、うがい、人混みを避ける、食品衛生、発熱時の連絡などを継続します。
移植前処置により、性腺機能が障害され、不妊につながる可能性があります。そのため、妊孕性温存については治療前から医師や看護師に相談できるよう支援します。
移植直後は感染予防のため、無菌管理や個室管理が必要になることがあります。多床室で生活できるとは限りません。退院時期も、血球回復、感染の有無、全身状態、合併症によって異なり、1週間で退院できるとはいえません。
感染予防のポイント
退院後も、手洗い、口腔ケア、皮膚の清潔、食品衛生、発熱時の早期連絡が重要です。発熱、咳、下痢、皮疹、倦怠感の増強があれば速やかに報告します。
選択肢の確認
1.「移植を受けても不妊になりません。」
誤り。
造血幹細胞移植の前処置により、性腺機能が低下し、不妊になる可能性があります。不妊の可能性がないと説明するのは適切ではありません。
2.「移植直後から多床室での生活となります。」
誤り。
移植直後は免疫機能が低下し、感染リスクが高くなります。そのため、個室管理や無菌管理が必要になることがあります。多床室での生活と決めて説明するのは適切ではありません。
3.「移植後 1週間で退院できます。」
誤り。
退院時期は、血球の回復、感染の有無、合併症、全身状態によって異なります。移植後1週間で退院できると一律に説明するのは適切ではありません。
4.「退院後も感染予防が必要です。」
適切である。
造血幹細胞移植後は、退院後も免疫機能が十分に回復するまで感染に注意が必要です。手洗い、口腔ケア、食品衛生、発熱時の連絡などを継続します。
覚えるポイント
- 造血幹細胞移植後は、免疫機能低下により感染リスクが高い。
- 退院後も感染予防が必要である。
- 前処置により不妊の可能性があるため、治療前から相談支援が大切である。
- 移植直後は個室管理や無菌管理が必要になることがある。
- 発熱、咳、下痢、皮疹、強い倦怠感は報告が必要なサインである。