R07A20|令和7年度 准看護師試験 過去問
血液・造血器疾患について、正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、血液・造血器疾患の特徴と感染経路が問われています。
成人T細胞白血病は、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)感染と関連します。母子感染、とくに母乳を介した感染が重要です。
解説
成人T細胞白血病は、HTLV-1感染と関連するT細胞系の白血病です。感染経路には、母乳を介した母子感染、性行為、血液を介した感染などがあります。
急性リンパ性白血病は小児に多い白血病として重要です。高齢者に多いという表現は適切ではありません。
悪性リンパ腫はホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に大きく分けられます。我が国では非ホジキンリンパ腫が多いとされます。
多発性骨髄腫は形質細胞の腫瘍で、骨病変や骨痛、病的骨折、高カルシウム血症などを起こすことがあります。骨が強くなる病気ではありません。
ひっかけポイント
成人T細胞白血病は「成人」という名前ですが、感染は乳児期の母乳感染が関係することがあります。発症時期と感染時期を分けて考えます。
准看護師としての観察ポイント
血液疾患では、発熱、出血傾向、貧血症状、リンパ節腫脹、骨痛、感染徴候を観察します。発熱や出血、強い倦怠感がある場合は速やかに報告します。
選択肢の確認
1.急性リンパ性白血病は高齢者に多い。
誤り。
急性リンパ性白血病は小児に多い白血病として重要です。高齢者に多いという説明は適切ではありません。
2.成人 T 細胞白血病は母乳を介して感染する。
正しい。
成人T細胞白血病はHTLV-1感染と関連します。HTLV-1は母乳を介した母子感染が重要です。
3.ホジキンリンパ腫は我が国で多い悪性リンパ腫である。
誤り。
我が国で多い悪性リンパ腫は、一般に非ホジキンリンパ腫です。ホジキンリンパ腫が多いとはいえません。
4.多発性骨髄腫は骨が強くなる。
誤り。
多発性骨髄腫では骨が弱くなり、骨痛や病的骨折を起こすことがあります。骨が強くなる病気ではありません。
覚えるポイント
- 成人T細胞白血病はHTLV-1感染と関連する。
- HTLV-1は母乳を介した母子感染が重要である。
- 急性リンパ性白血病は小児に多い。
- 多発性骨髄腫では骨痛や病的骨折に注意する。
- 血液疾患では、感染、出血、貧血症状を観察する。