R07A122|令和7年度 准看護師試験 過去問
高齢者の排便の援助について、適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、高齢者の排便援助が問われています。
高齢者では、腸蠕動の低下、活動量低下、食事量や水分摂取量の低下、薬剤の影響により便秘になりやすくなります。まず生活習慣を整える援助が大切です。
解説
便秘予防では、医師から水分制限の指示がない場合、適切な水分摂取を促します。水分が不足すると便が硬くなり、排便しにくくなります。
また、食物繊維の摂取、適度な運動、規則的な排便習慣、腹部マッサージ、トイレ環境の整備も大切です。便意を我慢しないことや、落ち着いて排便できる環境づくりも重要です。
便秘の訴えがあっても、すぐに下剤をすすめるのではなく、排便状況、腹部膨満、腹痛、食事量、水分量、活動量、服薬状況を確認します。摘便は刺激が強く、迷走神経反射による血圧低下や気分不快に注意が必要です。
准看護師としての観察ポイント
排便回数、便の性状、腹部膨満、腹痛、食事量、水分摂取量、活動量、下剤使用状況を観察します。強い腹痛、嘔吐、血便、急な腹部膨満があれば報告します。
選択肢の確認
1.水分摂取を促す。
適切である。
水分不足は便を硬くし、便秘の原因になります。水分制限がない場合は、適切な水分摂取を促すことが便秘予防に有効です。
2.腹部への冷罨法を行う。
誤り。
便秘に対して腹部への冷罨法を行うのは適切ではありません。冷刺激により不快感や腸蠕動低下につながることがあります。温罨法や腹部マッサージが用いられることがあります。
3.便秘の訴えがあればすぐに下剤の服用をすすめる。
誤り。
便秘の訴えがある場合は、まず排便状況や生活習慣、服薬状況を確認します。下剤は医師の指示や看護計画に基づいて使用し、自己判断で服用をすすめません。
4.摘便時に指を挿入するときは腹圧をかけるよう促す。
誤り。
摘便時に指を挿入するときに腹圧をかけると、直腸粘膜損傷や迷走神経反射による気分不快、血圧低下の危険があります。実施時は患者の状態を観察し、無理をしません。
覚えるポイント
- 高齢者は便秘になりやすい。
- 水分制限がなければ、適切な水分摂取を促す。
- 食物繊維、運動、規則的な排便習慣も大切である。
- 下剤は自己判断で使用をすすめず、指示に従う。
- 摘便では迷走神経反射、出血、疼痛に注意する。