R06B122令和6年度 准看護師試験 過去問

老年看護生活支援技術生活環境・排泄・褥瘡予防

脳梗塞を発症した高齢者の看護について、適切なのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

脳梗塞急性期では、脳への血流を保ち、症状悪化を早期発見することが大切です。

特に血圧の変動は、脳血流、再発、出血性変化、全身状態に関係するため重要な観察項目です。

解説

脳梗塞は、脳の血管が詰まり、その先の脳組織に酸素や栄養が届かなくなる疾患です。

急性期は、麻痺や言語障害などの神経症状が変化しやすい時期です。血圧が急に下がると脳血流が不足し、症状が悪化する可能性があります。逆に血圧が高すぎる場合も、脳血管への負担や出血性変化のリスクがあります。

そのため、急性期では血圧を定期的に測定し、急な上昇や低下、意識状態の変化、麻痺の悪化、頭痛、嘔吐などを一緒に観察します。

離床は、回復期まで待つものではありません。病状が安定し、医師の指示があれば、廃用予防や肺炎予防のために早期から段階的に進めます。

准看護師としての観察ポイント
顔のゆがみ、片麻痺、しびれ、構音障害、失語、嚥下障害、意識レベル、瞳孔、血圧、脈拍、SpO2、転倒リスクを観察します。症状が急に変わったらすぐ報告します。

選択肢の確認

1.急性期では特に血圧の変動に注意する。
適切である。
脳梗塞急性期では、血圧変動が脳血流や病状悪化に関係します。血圧だけでなく、神経症状と合わせて観察します。

2.離床は回復期に入ってから行う。
誤り。
離床は回復期まで待つものではありません。状態が安定し、指示があれば急性期から段階的に開始します。早期離床は廃用予防に重要です。

3.転倒のリスクは低い。
誤り。
脳梗塞後は麻痺、感覚障害、ふらつき、半側空間無視、注意障害などにより転倒リスクが高くなります。

4.慢性期になれば服薬の必要はない。
誤り。
慢性期でも再発予防のため、抗血小板薬、抗凝固薬、降圧薬、脂質異常症治療薬などを継続することがあります。自己判断で中止してはいけません。

覚えるポイント

  • 脳梗塞急性期は血圧変動と神経症状をセットで観察します。
  • 急な麻痺悪化、意識変化、頭痛、嘔吐は報告が必要です。
  • 離床は状態に応じて早期から段階的に行います。
  • 脳梗塞後は転倒リスクが高いです。
  • 慢性期も再発予防の服薬と生活管理が重要です。

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