R05B122|令和5年度 准看護師試験 過去問
A さん(80 歳、女性)。猛暑が続くなか、エアコンをかけずに蒸し暑い部屋で過ごしていたところ、倦怠感を訴え会話も少なくなってきた。考えられるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、高齢者の熱中症リスクが問われています。
高齢者は体温調節機能や口渇感が低下しやすく、暑さを感じにくいことがあります。室内でも熱中症を起こします。
解説
Aさんは80歳で、猛暑の中、エアコンを使用せず蒸し暑い部屋で過ごしています。倦怠感があり、会話も少なくなっているため、熱中症が考えられます。
熱中症では、めまい、倦怠感、頭痛、吐き気、体温上昇、発汗異常、意識障害、けいれんなどがみられることがあります。高齢者では症状がはっきり出にくく、「元気がない」「食欲がない」「会話が少ない」などの変化として現れることがあります。
対応では、涼しい場所へ移動する、衣服をゆるめる、体を冷やす、水分・塩分補給を行う、意識状態やバイタルサインを確認することが重要です。意識障害がある、飲水できない、体温が高い場合は速やかに報告し、救急対応につなげます。
高血圧だけでは、猛暑、蒸し暑い部屋、倦怠感、会話の減少を最もよく説明できません。食中毒では腹痛、嘔吐、下痢などが中心です。頭蓋内圧亢進では頭痛、嘔吐、意識障害などを考えますが、この状況では熱中症が最も適切です。
准看護師としての観察ポイント
高齢者の熱中症では、体温、意識状態、皮膚の乾燥または発汗、尿量、血圧、脈拍、水分摂取量を観察します。会話が少ない、ぼんやりしている場合も危険サインです。
選択肢の確認
1.熱中症
正しい。
猛暑、エアコン未使用、蒸し暑い室内、倦怠感、会話の減少から熱中症が考えられます。
2.高血圧
誤り。
高血圧は重要な疾患ですが、この状況で最も考えられる状態ではありません。暑熱環境と倦怠感から熱中症を考えます。
3.食中毒
誤り。
食中毒では腹痛、嘔吐、下痢、発熱などがみられます。この問題の状況では熱中症がより適切です。
4.頭蓋内圧亢進
誤り。
頭蓋内圧亢進では頭痛、嘔吐、意識障害、クッシング現象などに注意します。暑熱環境での発症としては熱中症を考えます。
覚えるポイント
- 高齢者は室内でも熱中症を起こす。
- 暑さを感じにくく、口渇感も低下しやすい。
- 倦怠感や会話の減少も熱中症のサインになる。
- 涼しい環境、水分補給、体温管理が重要である。
- 意識障害や飲水困難があれば速やかに報告する。