R07A123令和7年度 准看護師試験 過去問

基礎看護技術周術期・救急看護術後合併症予防・観察

高齢者の術後合併症と予防のための援助の組合せで、適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、高齢者の術後合併症と予防援助の組合せが問われています。

高齢者は、術後に呼吸器合併症、循環器合併症、せん妄、感染、縫合不全、廃用症候群などを起こしやすくなります。合併症ごとに予防策を結びつけて覚えることが大切です。

解説

術後の呼吸器合併症には、無気肺、肺炎、痰の貯留などがあります。麻酔、疼痛、臥床、咳嗽力低下により、深呼吸や排痰がしにくくなるため、呼吸訓練、深呼吸、咳嗽、体位変換、早期離床が重要です。

循環器合併症の予防では、バイタルサイン、尿量、浮腫、胸痛、心電図変化、深部静脈血栓症の兆候などを観察します。低栄養状態の改善は創傷治癒や感染予防に重要ですが、循環器合併症の予防援助として最も直接的ではありません。

術後せん妄の予防では、早期離床、昼夜のリズムを整える、眼鏡や補聴器の使用、痛みの緩和、家族との関わりなどが大切です。臥床安静を続けると、せん妄や廃用を助長することがあります。

准看護師としての観察ポイント
術後は、呼吸状態、SpO2、痰、発熱、疼痛、意識状態、尿量、創部、ドレーン排液、活動量を観察します。高齢者では症状がはっきり出ないことがあるため、日常の変化を丁寧にみます。

選択肢の確認

1.循環器合併症 低栄養状態の改善
誤り。
低栄養状態の改善は創傷治癒や感染予防には重要ですが、循環器合併症の予防として最も直接的な組合せではありません。循環器合併症では、循環動態、血栓予防、早期離床などが重要です。

2.術後せん妄 臥床安静
誤り。
臥床安静が長くなると、昼夜逆転、廃用、環境刺激の不足により術後せん妄を助長することがあります。術後せん妄予防では、早期離床、見当識の支援、睡眠環境の調整が重要です。

3.縫合不全 水分出納の観察
誤り。
水分出納の観察は全身管理として重要ですが、縫合不全の予防として最も直接的な援助ではありません。縫合不全予防では、栄養状態の改善、感染予防、血糖管理、創部観察が重要です。

4.呼吸器合併症 呼吸訓練
適切である。
術後の呼吸器合併症を予防するには、深呼吸、咳嗽、排痰、呼吸訓練が重要です。無気肺や肺炎の予防につながるため、この組合せは適切です。

覚えるポイント

  • 高齢者の術後は、呼吸器合併症、せん妄、廃用、感染に注意する。
  • 呼吸器合併症予防には、呼吸訓練、深呼吸、排痰、早期離床が重要である。
  • 術後せん妄予防では、臥床安静より生活リズムと見当識支援が大切である。
  • 縫合不全予防では、栄養、感染予防、血糖管理、創部観察が重要である。
  • 高齢者では小さな変化を早期に観察し、速やかに報告する。

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