R07A124|令和7年度 准看護師試験 過去問
高齢者の転倒予防について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、高齢者の転倒予防が問われています。
高齢者の転倒は、骨折、寝たきり、ADL低下、要介護状態につながることがあります。転倒を防ぐには、移動を一律に制限するのではなく、筋力維持、環境整備、履物の工夫、夜間の安全確保を組み合わせることが重要です。
解説
高齢者では、筋力低下、バランス能力の低下、視力低下、薬剤の影響、起立性低血圧、住環境の段差などにより転倒しやすくなります。
転倒予防では、下肢筋力を維持する運動が有効です。立ち上がり、歩行、階段昇降などの日常動作には下肢筋力が必要であり、無理のない範囲で運動を継続することで転倒リスクを下げることにつながります。
一方で、外出や室外への移動を過度に制限すると、活動量が低下し、筋力低下やフレイルを進めるおそれがあります。安全を確保しながら活動を保つことが大切です。
安全管理上のポイント
転倒予防では、足元の明るさ、床の段差、コード類、履物、杖や歩行器の使用状況、薬剤によるふらつき、排泄時の移動を確認します。転倒歴がある場合は、いつ、どこで、どのように転倒したかを把握します。
選択肢の確認
1.室外への移動を制限する。
誤り。
室外への移動を一律に制限すると、活動量が低下し、筋力低下やフレイルにつながることがあります。転倒予防では、危険を評価しながら安全に活動できる方法を整えます。
2.下肢の運動を促す。
適切である。
下肢筋力の維持は、立位保持、歩行、バランス能力の維持に役立ちます。無理のない下肢運動を促すことは、高齢者の転倒予防として適切です。
3.歩行時はスリッパを履くようすすめる。
誤り。
スリッパは脱げやすく、足元が不安定になり、つまずきや転倒の原因になります。歩行時は、足に合った滑りにくい靴を選ぶことが大切です。
4.夜間はフットライトを消す。
誤り。
夜間に足元が見えにくいと、トイレ移動時などに転倒しやすくなります。夜間はフットライトを使用し、足元を確認できるようにします。
覚えるポイント
- 高齢者の転倒予防では、下肢筋力の維持が重要である。
- 活動を過度に制限すると、筋力低下やフレイルにつながる。
- スリッパは脱げやすく、転倒の原因になりやすい。
- 夜間は足元を明るくし、トイレまでの動線を整える。
- 転倒歴、薬剤、視力、履物、住環境を総合的に確認する。