R05A117|令和5年度 准看護師試験 過去問
感染予防と医療安全医療安全・事故防止転倒転落・事故防止
入院中の高齢者の転倒予防について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、入院中の高齢者の転倒予防が問われています。
高齢者は筋力低下、視力低下、薬剤の影響、夜間排尿、環境変化、起立性低血圧により転倒しやすくなります。
解説
高齢者では、臥位や座位から立ち上がったときに血圧が低下する起立性低血圧が起こりやすくなります。めまいやふらつきが生じ、転倒につながるため注意が必要です。
転倒予防では、急に立ち上がらない、端座位で少し休む、歩行時に付き添う、手すりを使う、履物を整える、ナースコールを手の届く位置に置くなどの支援を行います。
可能な限り安静にすると筋力低下や廃用症候群が進み、かえって転倒リスクが高まることがあります。身のまわりのものをベッド周辺に多く置くと、つまずきや転落の原因になることがあります。スリッパは脱げやすく滑りやすいため、歩行時には適切ではありません。
安全管理上のポイント
高齢者では、夜間トイレ、利尿薬や睡眠薬の使用、履物、床の濡れ、コード類、ベッド柵、照明を確認します。転倒歴がある場合は特に注意します。
選択肢の確認
1.可能な限り安静にする。
誤り。
過度な安静は筋力低下や廃用症候群につながり、転倒リスクを高めることがあります。状態に応じた活動が必要です。
2.身のまわりのものをベッド周辺に配置する。
誤り。
必要物品は手の届く範囲に整理しますが、ベッド周辺に多く配置するとつまずきや転倒の原因になります。
3.起立性低血圧に注意する。
適切である。
高齢者は立ち上がり時に血圧が下がり、めまいやふらつきから転倒することがあります。起立性低血圧に注意します。
4.歩行時はスリッパを履く。
誤り。
スリッパは脱げやすく滑りやすいため転倒リスクがあります。踵が安定した滑りにくい履物を選びます。
覚えるポイント
- 高齢者の転倒予防では起立性低血圧に注意する。
- 急に立ち上がらず、端座位で様子を見る。
- スリッパは転倒リスクが高い。
- 環境整備とナースコールの位置確認が重要である。
- 過度の安静は廃用症候群につながる。