R06A55|令和6年度 准看護師試験 過去問
基礎看護技術排泄援助浣腸・摘便・便秘ケア
グリセリン浣腸時の留意点について、適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、グリセリン浣腸の体位、温度、挿入長、注入速度が問われています。
浣腸では、直腸粘膜を傷つけず、腹痛や気分不快を起こさないよう安全に実施します。
解説
グリセリン浣腸は、直腸を刺激して排便を促す処置です。体位は一般に左側臥位が用いられます。
浣腸液は冷たすぎると腸管を刺激し、熱すぎると粘膜損傷の危険があります。30 ℃は低すぎます。カテーテルの挿入は深すぎると直腸粘膜損傷につながるため、成人ではおおよそ5~6 cmを目安にします。
注入速度が速すぎると腹痛や便意が強くなり、保持が難しくなります。設問では、3秒間で10 mLを目安に注入することが適切です。
安全管理上のポイント
浣腸中は、腹痛、顔面蒼白、冷汗、気分不快、血圧低下、出血を観察します。異常があれば中止して報告します。
選択肢の確認
1.体位は右側臥位とする。
誤り。
グリセリン浣腸は一般に左側臥位で行います。直腸からS状結腸への流れを考えた体位です。
2.浣腸液の温度は30 ℃とする。
誤り。
30 ℃は低すぎ、腸管刺激や不快感につながります。適切な温度に調整して実施します。
3.カテーテルの挿入の長さは8 cm とする。
誤り。
成人でも8 cmは深めで、粘膜損傷の危険があります。必要以上に深く挿入しません。
4.浣腸液の注入速度は3 秒間で10 mL を目安とする。
適切である。
急速に注入せず、腹痛や不快感を避けながら注入します。設問の条件ではこの速度が適切です。
覚えるポイント
- 浣腸は一般に左側臥位で行います。
- 浣腸液は冷たすぎても熱すぎてもいけません。
- カテーテルは深く挿入しすぎません。
- 注入中は腹痛、冷汗、顔面蒼白、出血を観察します。