R05B53|令和5年度 准看護師試験 過去問
基礎看護技術排泄援助浣腸・摘便・便秘ケア
摘便について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、摘便時の体位、潤滑、挿入方法、患者への声かけが問われています。
摘便は直腸内の硬便を指で取り除く処置であり、疼痛、出血、迷走神経反射に注意が必要です。
解説
摘便では、患者に緊張をゆるめてもらうため、口で呼吸するよう声をかけ、示指をゆっくり挿入することが適切です。急に挿入すると疼痛、肛門部損傷、出血、迷走神経反射を起こす危険があります。
体位は、一般に左側臥位が用いられます。左側臥位は直腸の走行に合いやすく、処置しやすい体位です。右側臥位ではありません。
潤滑油は必要です。潤滑が不十分だと、肛門や直腸粘膜を傷つけやすくなります。
便意がある場合は、無理のない範囲で腹圧をかけてもらうことで排便を助けることがあります。「腹圧はかけない」と一律に説明するのは適切ではありません。
安全管理上のポイント
摘便中は、顔色、冷汗、気分不快、徐脈、腹痛、出血を観察します。強い疼痛や迷走神経反射が疑われる場合は中止し、報告します。
選択肢の確認
1.右側臥位で行う。
誤り。
摘便は一般に左側臥位で行います。左側臥位は直腸の走行に沿いやすく処置しやすい体位です。
2.潤滑油は不要である。
誤り。
潤滑油は必要です。潤滑により疼痛や粘膜損傷を防ぎます。
3.患者に口で呼吸するよう声を掛け、示指をゆっくり挿入する。
適切である。
口呼吸を促すことで緊張を和らげ、示指をゆっくり挿入することで疼痛や損傷を防ぎます。
4.便意を感じても腹圧はかけないよう言う。
誤り。
便意がある場合は、状態に応じて無理のない腹圧を促すことがあります。一律に腹圧を禁止するのは適切ではありません。
覚えるポイント
- 摘便は一般に左側臥位で行う。
- 潤滑油を使用する。
- 示指はゆっくり挿入する。
- 口呼吸を促し、緊張を和らげる。
- 迷走神経反射、出血、疼痛に注意する。