R06A121|令和6年度 准看護師試験 過去問
A さん(78 歳、男性)。半年前に脳梗塞を発症し、妻と2 人暮らし。右片麻痺が残ったが、室内の生活は自立している。月1 回、妻と一緒にかかりつけ医を受診し、高血圧の内服治療を受けている。外来時に対応した看護師の言葉で適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、脳梗塞後の高齢者に対する外来看護が問われています。
Aさんは脳梗塞の既往があり、高血圧の内服治療中です。再発予防のためには、服薬継続、血圧管理、減塩、活動維持、便秘予防などを生活に合わせて支援します。
解説
脳梗塞の再発予防では、高血圧管理がとても重要です。食塩摂取が多いと血圧上昇につながるため、梅干し、漬物、味噌汁、加工食品など塩分の多い食品の摂取状況を確認します。
「控えられていますか」と具体的に確認することで、本人の食習慣を尊重しながら、減塩の実践状況を把握できます。高齢者では、長年の嗜好を急に変えることは難しいため、できていることを確認し、続けられる方法を一緒に考えます。
降圧薬を飲み忘れた場合に、次回2回分をまとめて飲むのは危険です。急激な血圧低下、ふらつき、転倒につながることがあります。
准看護師としての観察ポイント
血圧、服薬状況、めまい、ふらつき、麻痺側の状態、転倒リスク、便秘、食事内容、外出状況を確認します。再発予防と生活の質の両方を支える視点が大切です。
選択肢の確認
1.「大好物の梅干しは控えられていますか。」
適切である。
梅干しは塩分が多く、高血圧管理では摂取量に注意が必要です。脳梗塞再発予防のため、具体的な食品を挙げて減塩状況を確認する関わりは適切です。
2.「高血圧のお薬を飲み忘れたら、次に2 回分一緒に飲みましょう。」
誤り。
降圧薬を2回分まとめて飲むと、血圧が下がりすぎる危険があります。飲み忘れ時の対応は医師や薬剤師の指示に従うよう説明します。
3.「月1 回の受診以外は外に出ない方がよいですね。」
誤り。
右片麻痺があっても、可能な範囲で活動を維持することは大切です。外出を一律に制限すると、廃用、閉じこもり、抑うつ、筋力低下につながります。
4.「お腹が張った感じがなければ、便がでないのは気にしなくてもよいです。」
誤り。
便秘は腹部膨満がなくても問題になることがあります。排便時の怒責は血圧上昇につながるため、排便状況を確認し、便秘予防を支援します。
覚えるポイント
- 脳梗塞再発予防では高血圧管理が重要です。
- 減塩では梅干しや漬物など具体的な食品を確認します。
- 降圧薬を飲み忘れても2回分をまとめて飲んではいけません。
- 活動維持、便秘予防、転倒予防も外来看護で確認します。