R07A128|令和7年度 准看護師試験 過去問
妊娠高血圧症候群について、正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、妊娠高血圧症候群の観察と合併症が問われています。
妊娠高血圧症候群では、母体の高血圧だけでなく、蛋白尿、頭痛、視覚症状、上腹部痛、胎児発育不全、子癇などに注意が必要です。
解説
妊娠高血圧症候群は、妊娠中に高血圧を認める病態です。重症化すると、けいれん発作である子癇、脳出血、常位胎盤早期剥離、腎機能障害、肝機能障害など、母児に危険な状態を起こすことがあります。
血圧140/90 mmHg以上は高血圧の基準として重要ですが、これだけで重症とするわけではありません。重症では、より高い血圧や臓器障害の所見が問題になります。
観察では、血圧だけでなく尿蛋白、浮腫、体重増加、頭痛、目がチカチカするなどの視覚症状、上腹部痛、胎動、胎児の発育を確認します。尿糖ではなく尿蛋白が重要です。
報告が必要なサイン
強い頭痛、視覚異常、上腹部痛、急な血圧上昇、けいれん、胎動減少、急な浮腫や体重増加がある場合は、速やかに報告します。
選択肢の確認
1.血圧が140/90 mmHg 以上の場合を重症とする。
誤り。
血圧140/90 mmHg以上は妊娠中の高血圧を判断する基準として重要ですが、この数値だけで重症とするわけではありません。重症では、さらに高い血圧や臓器障害の所見に注意します。
2.重要な観察項目は血圧と尿糖の有無である。
誤り。
妊娠高血圧症候群では、血圧とともに尿蛋白の有無が重要です。尿糖は妊娠糖尿病などの評価と関係しますが、この問題では尿蛋白を押さえます。
3.子癇(発作)に注意する。
正しい。
妊娠高血圧症候群が重症化すると、子癇と呼ばれるけいれん発作を起こすことがあります。母体と胎児の生命に関わるため注意が必要です。
4.早期発見により分娩前の完治が期待できる。
誤り。
早期発見と管理により重症化を防ぐことは重要ですが、分娩前に完治すると断定するのは適切ではありません。母児の状態を継続的に観察し、医師の管理のもとで対応します。
覚えるポイント
- 妊娠高血圧症候群では、血圧と尿蛋白を確認する。
- 重症化すると、子癇、脳出血、常位胎盤早期剥離などが起こることがある。
- 頭痛、視覚異常、上腹部痛は重症化のサインである。
- 胎動や胎児発育にも注意する。
- 妊婦の訴えを軽視せず、異常時は速やかに報告する。