R05B103|令和5年度 准看護師試験 過去問
喉頭がんの患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、喉頭がん術後の発声機能と生活支援が問われています。
喉頭を摘出した場合、声を出す機能が失われるため、代用発声やコミュニケーション手段の支援が重要です。
解説
喉頭がんの手術では、病変の範囲により喉頭温存手術や喉頭全摘出術が行われます。喉頭全摘出術では、声帯を含む喉頭が摘出されるため、発声機能を失います。
そのため、代用発声に向けて援助することが適切です。代用発声には、食道発声、電気喉頭、シャント発声などがあります。患者の希望や状態に合わせて、言語聴覚士などと連携します。
喉頭温存手術では、通常、永久気管孔を必要としない場合があります。永久気管孔の管理が必要になるのは、喉頭全摘出術後などです。
手術後は嚥下機能に影響が出ることがあります。誤嚥や食事形態の調整が必要になる場合があります。
喉頭全摘出後は鼻腔を空気が通りにくくなるため、嗅覚が低下することがあります。嗅覚が鋭くなると説明するのは適切ではありません。
患者への関わり
失声は患者の生活、仕事、人間関係、自己イメージに大きく影響します。筆談、文字盤、スマートフォンなども活用し、患者の意思を確認できる方法を整えます。
選択肢の確認
1.発声機能の喪失(失声)に対しては、代用発声に向けて援助する。
適切である。
喉頭全摘出術後などで失声がある場合は、代用発声やコミュニケーション手段の獲得を支援します。
2.喉頭温存手術の場合は、永久気管孔の自己管理ができるよう援助する。
誤り。
喉頭温存手術では、永久気管孔を必要としない場合があります。永久気管孔管理は喉頭全摘出術後などで重要です。
3.手術後は嚥下機能に支障をきたすことはないと説明する。
誤り。
術後は嚥下機能に影響が出ることがあります。誤嚥や食事形態に注意します。
4.手術後は嗅覚が鋭くなることがあるが心配はいらないと説明する。
誤り。
喉頭全摘出後は鼻から空気が通りにくくなり、嗅覚が低下することがあります。鋭くなるとはいえません。
覚えるポイント
- 喉頭全摘出後は失声が起こる。
- 失声には代用発声を支援する。
- コミュニケーション手段を早期に整える。
- 術後は嚥下障害にも注意する。
- 永久気管孔管理は喉頭全摘出後に重要である。