R05A35|令和5年度 准看護師試験 過去問
保健医療福祉と看護倫理看護倫理・権利擁護倫理原則・意思決定支援
倫理的ジレンマの説明について、適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、倫理的ジレンマの意味が問われています。
倫理的ジレンマは、どちらにも倫理的な理由があり、簡単に一方を選べない状況で生じます。
解説
倫理的ジレンマとは、相反する倫理的価値や根拠があり、どちらを選んでも何らかの問題や葛藤が残る状態です。
たとえば、患者の自己決定を尊重したい一方で、安全を守る必要がある場合などが考えられます。どちらか一方を機械的に選ぶのではなく、患者の意思、家族の思い、医学的安全性、法的根拠、施設の方針、多職種の意見を整理して考えることが大切です。
倫理的ジレンマは、自己正当化や単なる規則への疑問とは異なります。問題を共有し、チームで検討する姿勢が重要です。
准看護師としての対応ポイント
倫理的に迷う場面では、一人で抱え込まず、看護師、医師、倫理委員会、関係職種に相談します。患者の尊厳、プライバシー、自己決定を守る視点を大切にします。
選択肢の確認
1.規則を疑うことである。
誤り。
規則を見直すことが必要な場面はありますが、それだけでは倫理的ジレンマの説明として不十分です。
2.自己正当化することである。
誤り。
自己正当化は、自分の行動を正しいと主張することです。倫理的ジレンマとは異なります。
3.相反する倫理的根拠に対して生じるものである。
適切である。
倫理的ジレンマは、複数の倫理的価値や根拠が対立し、判断に迷う状況で生じます。
4.倫理的に選択することである。
誤り。
倫理的に選択することは対応の一部ですが、倫理的ジレンマそのものの説明としては不十分です。ジレンマは相反する価値の間で葛藤が生じる状態です。
覚えるポイント
- 倫理的ジレンマは相反する倫理的根拠の間で生じる。
- 患者の自己決定と安全が対立する場面などで起こる。
- 一人で抱え込まず、チームで検討する。
- 患者の尊厳、プライバシー、権利を守る視点が重要である。